メジロの飼育禁止はいつから?違反の理由や罰金・逮捕のナゼを調査!

お盆休みの季節。田舎の実家で大きな庭を持っている人であれば、鳥の巣を目撃することもあるかもしれませんね。
僕の家のまわりでは、今年の夏はメジロが巣を作っていました。ヒナがもう少しで飛び立つくらいに成長していたのを見て、めちゃくちゃ癒やされたのを思い出します……

「そういえば、メジロって飼えるのかな?」と気になって検索してみると、飼育は法律で禁止されていることが判明。田舎ならどこにでもいそうな種なので、ちょっと意外に思ったんですよ。

そこで今回は、メジロの飼育禁止はいつから始まったんだろう?といったことを中心に、違反の理由や罰則に関することをまとめていきました。

メジロを飼うのが禁止されているのはなぜ?

メジロの飼育が禁止されているのは、鳥獣保護法によるものが理由です。国に無許可で乱獲され、高値で売買されることが多く発生したため、省が「原則として飼育を許可しない」と法改正したのがキッカケとなりました。

高値で売られる最大の理由は、鳴き合わせと呼ばれる『野鳥のメジロを飼う人達が集まって鳴き声を争う競技』で使われまくっていたことによります。さえずりの優劣で個体ごとに賭け事を行い、優勝した飼い主には賞金が出るとともに、高値で取引できる権利が与えられていたんです。まあ、感覚的には競馬と一緒ですね。

しかし、現代になるにつれて、捕獲者は手段を選ばなくなってきました。よりよい個体のメジロを捕獲しようと、大きな網で一斉に捕獲するようになってからは、メジロ以外の他種まで巻き込んでの乱獲となってしまいました。自然体系を破壊するようになったことは、明白だと思われます。

しかも、強く響くような鳴き声を発するのはオスだけ。メスは「チイ、チイ」と弱い声でしか鳴けないため、その場でシメてしまうことが問題となっていました。

かすみ網にかかった鳥は外されるまでもがき続けるため体力が衰えており、そのまま逃がしてもほどなく死ぬか、天敵に捕獲されてしまうため。

鳴き合わせを行っている団体は「ウラ社会」の人たちで構成されているって話も聞きますし、いろいろヤバイってのは伝わってきそうですね(´・ω・`)

スポンサーリンク

メジロの飼育が禁止されたのはいつから?

いつから飼育が禁止されたのかというと、2012年4月から。愛玩目的のメジロの飼育捕獲を原則許可しないことを発表し、捕獲が許可されている野鳥がほとんどいなくなりました。

ただ、弱っているものを一時的に保護するくらいなら大丈夫と、日本野鳥の会では見解を示しています。自分の庭で巣を作っているものくらいに収めておくのが、良いのかもしれませんね。

逮捕や罰金もありえる!

メジロを許可なく飼育してしまうと、場合によっては逮捕や罰金が課せられることがあります。2016年に摘発された例をあげると、100羽以上のメジロを飼育し、高いのでは500万円で売買されていたのが確認できました。

鳥獣保護法によると、違反した場合は懲役1年以下または100万円以下の罰金を科せられることになります。

鳥獣保護法で捕獲や飼育を原則禁止にしており、違反すれば懲役1年以下または100万円以下の罰金を科せられる。

罰則の金額よりも高値で売買できちゃうのは、あんまり意味ないんじゃないかなぁ……
関西方面では未だに横行しているって聞きますから、もう少し厳しくしても大丈夫なんじゃ?って思います。

遠くから眺めて楽しむようにしよう!

メジロの飼育、いつから禁止になったんだろう……?と気になったので、そのキッカケや罰則などについて見ていきました。
鳴き声を賭け事として使っている団体があるっていうの、初耳でした(´・ω・`)

間近で見るとカワイイのが野鳥の良いところですが、遠くから眺めて楽しむくらいに留めておくのが良いのかもしれませんね。

こちらもチェック!