2020年はカジノ法案の話がぐんと進む年。西日本を中心に誘致が始まり、すでに複数の自治体から有力地もしぼりだされ、いよいよ具体的な内容に迫ってくる時期となりました。

各自治体のカジノ誘致にまつわる動きを調べていくと、個人的にはあと2〜3年もすれば日本でカジノができるようになるんじゃないかな?と考えています。

その理由を、これまでの政治の動きから考察していきました。

日本でカジノができるのはいつ?

冒頭では2〜3年くらいでカジノ解禁されると書きましたが、具体的には早くて2022年、遅くとも2025年までにはくると予想しています。

2020年は「IR基本方針」が公表される年です。予定されている候補地が最終的に決定するのは2021年以降となるため、今年はカジノを誘致する自治体・業界に参入する事業者の”見極めの時期”となる可能性が高いでしょう。

ここでは、具体的な候補地が決まっている

  • 大阪市(大阪府)
  • 佐世保市(長崎県)
  • 横浜市(神奈川県)
  • 名古屋市(愛知県)
  • 和歌山市(和歌山県)

の5つの自治体について、どのような動きを見せているのかチェックしていきます。

大阪では2025年の万博までに間に合わせたい

2020年の夏には事業者の選定を行い、候補地の「夢洲(ゆめしま)」開発を2021年7月以降に行うことが決まっています。ただ、具体的な区域認定は定かではありません。

また、大阪では2025年に「日本国際博覧会」が開催されます。開業するなら万博までには間に合わせたい、というスタンスのようです。

総面積約390ヘクタールの夢洲のうち、北側の約49ヘクタールがIR用地。工事を始めるには府市がIR事業者を決め、国に申請した上で、立地区域として認定を受けなければならず、それまでは土地の引き渡しができない。

産経新聞

長崎はカジノ事業者から「提案書」を受け取り済

ハウステンボスの一部を候補地として挙げている長崎県は、2020年1月にカジノ事業者から提案書を受け取っています。秋までには事業者を選定し、2021年からはじまる候補地認定に備えることが確定しました。

県は提案内容を踏まえた実施方針を春ごろにまとめ、IR事業者の正式な公募を始め、秋ごろに1事業者を選定する。国は2021年以降に全国の候補地から最大3カ所のIR区域を認定する。

長崎新聞

神奈川は誘致が決まっただけ

「横浜港の山下ふ頭」に誘致したいと考える横浜市は、2020年1月に統合型リゾート施設(IR)誘致のために4億円の推進事業費の予算を組むことが明らかとなりました。

2021年にはじまる区域整備にむけて、準備を進めている段階です。

20年度当初予算案は、林文子市長が昨年8月に誘致表明後、初めて編成されるもの。関係者によると、4億円のうち、IR事業者の公募・選定や区域整備計画の策定に2億2千万円、インフラや交通アクセス対策などの検討・調査に9500万円、広報よこはま特別号の配布などに5500万円が、それぞれ割り当てられる見通し。

神奈川新聞

ただ、他の候補地よりも決定が遅かったこともあり、事業者の申請における選定法までは手が回っていません。

予算は組まれましたが、2020年までに具体案が出てこなければ、誘致したいという意志だけで終わっちゃうんじゃ……と思います(´・ω・`)

愛知は誘致の可否を判断中

愛知県も、現段階では誘致が決まっただけ。2019年末から3月にかけてIR事業者の意見を募集し、4月以降に「本当に誘致ができるのか?」という判断を下すことが明らかとなっています。

大村知事は記者会見で「投資をするのは民間事業者。空港島でのIRの可能性を見極めるため、幅広く意見を募集する」と述べた。国内外への交通アクセスが良く、開発可能な土地が十分にある強みにも言及した。

日本経済新聞

大阪や長崎と比べると、誘致を決めた2018年度より、前向きに考えている様子はなさそうです(IR汚職事件の影響?)。

和歌山は土地・制度ともに万全

カジノ誘致を行っている和歌山市は、もし整備区域に選ばれた場合に限り、建設予定地であるマリーナシティ周辺を約76億円で買い取ることを表明しています。

IR事業者が県から土地を直接購入できる形を作り、土地価格が流動的になるのを防ぐ狙いがあるという。県は関連する補正予算案を12月の県議会に提出する方針。

毎日新聞

基本構想についてもデータ化された資料が県HPに載せられており、2年以内に事業者選定・カジノ区域の認定申請まで行うことが決定しています。

引用:和歌山県

自治体に推進室を置きつつ、スケジュールまで細かく公表しているあたり、和歌山の誘致する力の強さが現れていると感じますね……

個人的には、和歌山県は「カジノ誘致に成功」する可能性がいちばん高いと考えています。

国の判断が決まれば、より具体的な年月が分かる

最後の和歌山のスケジュール表から分かるように、今後は国のカジノ基本方針の作成・公表が進まないことには、県も動きようがないのが現状です。

3箇所のIRが日本のどこにできるのか、最終決定は2021年以降になることは決まっています。そこから事業者選定・工事・開業まで行くとすれば、少なくとも2022年よりあとの話になる可能性が高いです。

世論の支持を得られるか……という点が成功を左右させますから、いかにして市民の同意を得られるかがポイントになってくると思います。

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