
前回の記事でリベラル派について解説を行いましたが、じゃあ誰がリベラル派の思想を持った人物なのか……気になる人もいるかもしれません。
今回は、どんな人がこの考えを持って政治に臨んでいるのか、チェックしてみました。
リベラル派の議員はどんな人?
リベラル派の思想を持っているのは憲法改正を掲げる「希望の党」に反発する考えを持った人物、と考えて大丈夫です。与党に反発するのが野党の仕事ですから、こう言っても差し支えはないと思われます。
その中でも、主に民主党政権時代に偉い立場にあった人は、リベラル派の思想を持っている率が高いと言われています。野党で「三権の長」を歴任したような人物は、ほぼ持っていると考えても良さそうです。
枝野幸男
まず名前が上がってくるのが、民進党代表代行の枝野議員。小池都知事の宣言を受けて、衆議院選挙には無所属で出馬することを表明しました。
考え方の近い議員たちと『立憲民主党』を結成したことでも、注目が集まっています。今後どうなっていくのか、話題になりそうです。
菅直人
元総理として、東日本大震災の応対に携わっていた人物ですね。(現時点で)記者からの質問には一切答えてないところをみると、今後について具体的な考えは浮かんでないっぽい?
野田佳彦
こちらも元総理。小池都知事の言葉に対して「先に離党した人の股をくぐる気は全くない」と断言しているため、真っ向から反対していることを伺うことができるかと思われます。
辻元清美
民進党の幹事長代行である、辻元清美議員。「リベラルの力と重要性を信じている」と断言している人物でもあるため、先日の会議で行われた「リベラル派の排除」宣言から注目されている人物でもあります。
反発が強かったためか、希望の党へ出馬しない考えを固めているようですね。
スポンサーリンク辻元氏は「小池氏は寛容な保守の立場から、私は現実的なリベラルの立場で、安倍政権を右と左から挟み撃ちにして倒せばいいのではないかなと思う」と語った。
赤松広隆
辻元議員と並んでリベラル派として有名なのが、赤松議員。民進党顧問としての地位からずっと”護憲”の考えを貫いてきたため、自分の思想に忠実でありたいと示していました。
「新しい政党をつくるのも一つの手」と意見していることから、小池都知事から離れることは確実です。
逢坂誠二
地方に目を向けてみると、たとえば北海道の逢坂誠二前衆院議員が挙げられそうです。「希望の党とはどうしても肌が合わないから、できれば無所属で出馬したい」との考えを持って臨んでいることを明かしていました。
共産党と一緒になって闘うことも視野に入れているようですね。
阿部知子
安倍首相に対して「新しい独裁者はいらない」と、バッサリ言い切っているのが阿部知子議員。
最初こそ小池都知事がまとめる希望の党への参加を考えていたようですが、先日の会見後には「イデオロギー(人の行動を左右する根本的な考え方)で選別するなら、希望の党には参加しない」と表明していました。
その他
上記の他にも数多くのリベラル派議員がいますが、ニュースに上がるほどの発言はしていない人物のほうが多いのが現状です。名前だけでも書いてみますね。
- 長妻昭(衆議院議員、厚生労働大臣や民主党代表代行などを歴任)
- 鉢呂吉雄(参議院議員、元は衆議院に所属し経済産業大臣などを歴任)
- 篠原孝(衆議院議員、農林水産副大臣などを歴任)
こうしてみると、やっぱり「なにかしら」の長になっていた人物に多いのかも(´・ω・`)
まとめ
リベラル派の議員は誰なんだろう?といった疑問について、具体的な名前を上げて解説していきました。
いろいろ書き連ねてはいますが、平たく言ってしまえば左派議員はほとんどリベラル派の思想を持っているとされています。これからどのような動きを見せるのか、要チェックですね。
ちなみに、政策についての考えは、小池都知事の著書でも公開されています。