
2016年9月、やたらテレビやネットニュースで話題になっていた大口病院。
寝たきりのお年寄りの点滴へ異物を混入させ、命を落とさせた事件が起きてから、すでに一年あまりが経過しました。
真相が分からないまま報道熱が冷めてしまった今回の事件でしたが、それ以降、どんな感じに事件の捜査が進められているのか気になる人も多いかもしれません。
なぜかwikiにまとめられてないのも、闇深すぎる(´・ω・`)
そこで今回は、2016年に起きた大口病院の点滴事件について、その後の状況や犯人の特定情報などについて迫っていきました。
2018/07/07 追記
本日、元看護師の女性が逮捕されることが明らかとなりました。
横浜市神奈川区の大口病院で2016年9月、入院患者2人が相次いで中毒死した事件で、うち1人の男性(当時88)を殺害した疑いが強まったとして神奈川県警は、病院の看護師だった女(31)=横浜市鶴見区=を殺人容疑で7日にも逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。
この人物の名前は、久保木愛弓容疑者(31)。
わりと慢性的に行っていたらしく、「入院患者に対して20人ぐらいやった」と供述しているので、事実なら日本記録更新となってしまいますね……
以下は、これまでの記事の内容となります。
事件の概要
事件が起きたのは、2016年9月18日と20日。
88歳だった男性二人が、それぞれ界面活性剤の成分が入った点滴をされたことで亡くなったことが世間に知られたことで、事件の捜査が始まりました。
当時はテレビを中心に、週刊誌や掲示板などでも注目され、「犯人は誰なのか?」といったことで話題を集めていましたが……結局ウヤムヤなまま報道が終わってしまったんですよね。
客観的に集められている警察やメディアの発表をまとめてみると、こんな感じ。
神奈川県警は、医療器具に詳しい人物が注射器を使って犯行に及んだ疑いがあるとして捜査を開始。
「特別捜査本部」を設置して捜査を進めているが、2018年現在も容疑者の特定には至っていない。
事実として出ている2017年以降の報道を調べてみても、犯人は特定されてないんですよね……
犯人の特定が難航している理由は、大きく2つあります。
1つ目は、界面剤が点滴として人体に混入されたことがこれまで無かったために、どのくらいの量が入っていたのかが分からず「故意に」やっていたとする基準が不明であること。
2つ目は、防犯カメラが無かったり指紋による特定が難しかったりする(いろんな看護師が触るため)ことから、裏付けが取れないこと。
要は客観的に立証することが”未だに”できていないために、捜査が進んでないんです。
新たな情報が出てこなくなったために、テレビやネットニュースで取り上げることも少なくなり、犯人が捕まる前に報道が無くなってしまいました。
その後、2018年までの病院の動きは?
2017年にあった動きとしては、以下のようなものがあります。
12月に、事件のイメージを払拭する狙いで「横浜はじめ病院」に名称を変更した
事件後は入院患者の受け入れを停止していたが、現在は外来診療のみ行うようになった
あまり注目はされてないようでしたが、1番目の「保険代理店が大口病院から降りている」っていうの、もしかすると大きな出来事なんじゃないかなぁ……って思うんですよね。
過去にあった「終末医療患者の保険金が目当てなのでは?」というウワサの裏付けにもなりそうですから。
ところで、大口病院が帰属する慈啓会の理事長新納憲司氏は、神奈川県医師会指定生命保険代理店「神医社」の代表取締役副社長を兼ねているとのこと。
事件と因果関係があれば、相当ブラックな話になってくる。— Jekyll and Hyde (@ObjectiveEarth) 2016年9月28日
また、大口病院で過去に起きていた怪奇現象(看護師と言い争いをした患者は、次の日に……という内容)を特集したニュースなどが、テレビではパッタリ途絶え、ネットでは業者によってほどんど削除されてしまったとする5chの書き込みも見受けられます。
今にして思えば、大口病院のwikiが無い理由も、これが原因なのかもしれません。
犯人は本当に「鈴木恵美子」なのか?
事件の報道が活発にされていた頃、ネットでは早くから鈴木恵美子が犯人なのでは?と名指ししている記事が乱立していました。
しかし、これも真相が分からないまま迷宮入り。
その理由は上記したように、状況から特定することができていないこともありますが、これとは別に病院と保険代理店が手を組んで行った「組織的犯行」の可能性が出てきたことで、安易に「犯人は誰!」と”個人名”を公表しにくくなったところにあるんです。
たしかに看護師がやったってことは、誰が見ても考えられそうですけどね。いろんなところで、あくまで可能性の1つとして取り上げられていますし。
直接の犯行は看護師でありますが
指示は院長だと思われます。
何故ならこのような連続した死亡事件
特に4階では数か月の間に50人がいきなり亡くなっている訳で
これを不思議と思わず内部調査もせずにいることが
組織犯罪の存在を裏付けるものです。
いきなり同じフロア内で50人の患者が短い月数の間に亡くなったら
大学病院でも緊急会見を開きます。
それが全くなされなかったどころか
院長は知らない!と一点張り
ここがおかしいのです。
組織的にやっていたとしても、誰かがやったことには変わりありませんから、そのあたりから崩していくことってできないのかなぁ……って思いました。
まとめ
大口病院で事件が起きてからの「その後」が気になったので、2018年現在までで判明していることいついてまとめていきました。
あれだけたくさん報道されていたのに、いきなり続報が無くなってしまったのも怖い話ではありますが……一応、今でも捜査は進められているようです。
なにか大口病院についての話題があれば、追記しておきます。