
2018年の夏ドラマでも注目されている、dele(ディーリー)。
このタイトル、実は『かなり深い意味が込められていた』ことをご存知でしょうか?
今回は、
ということについて迫っていきました!
目次
dele(ディーリー)のタイトルの意味!
deleとは、英語で
という意味。
あまり聞き慣れない単語かもしれませんが、delete(デリート)の動詞と言えば、簡単に分かってしまう言葉なんですよね。
最初に検索した時「スペイン語検定がどうのこうの」って出てきたので、中世チックなものが隠されているのかな……とか思ってしまいました(´・ω・`)
作品に込められた「テーマ」とタイトルの関連
話は変わりますが、deleのドラマの内容は
を中心としたお話。
生前に残していた『バレては困る情報』を、他人が奪ったり漏洩する前に”削除”してしまおう……とするものとなっています。
これ、ぼく最初に読んだときにこう思ったんです。
と。
ただ、作品をいろんな観点で探っていくと、このタイトルでは『不都合』が生じてしまうことも発覚したんです。
「依頼を受け、”動き回って”削除する」のが仕事
このドラマの特徴として、かなり動き回っている姿が映し出されるシーンが多いですよね。
とてもデータ抹消だけを仕事としているようには見えないくらい、とにかく動き回っています。
なぜ依頼人は、直接データの入ったパソコンや機器を持っていかないのか。
それは、
なのかもしれませんし、
なのかも知れません。
そもそも「バレては困る案件」ばかりを取り扱っているため、依頼してくる人の手をつかって情報端末を持ってこさせるより、自分たちが行ったほうが都合がいいに決まっています。
だから、彼らは自らの身体を酷使し、依頼人の元へ向かうのです。
リアルタイムで動きながら、デジタル遺品を抹消しに行く……
これを動詞「dele」で表さなかったら、なんとも”捻りがなさすぎる”タイトルになってしまいますよね。
すでに「Delete」で酷評されている作品がある
また、単純に「Delete」そのものが使えない……という理由もあります。
2003年に公開された映画で、この英単語が使われているためです。
Amazonの評価などを見てもらえば分かりますが……まあかなりの酷評です(´・ω・`)
脚本もボロボロ、撮られたものはシロウト以下、出演者の魅力の無さ、などなど。
ジンクスを信じない!って人には理解しがたい内容かもしれませんが、過去に低評価を受けたモノ(名前など)をそのまま流用した作品って、なんとなく一緒に評価が下がってしまうように感じるんですよね。
なんかこう、”評判が落ちる”運がまとわりついてくるビンボー神、みたいな?
単に「delete」よりは「dele」のほうが人の目を引くっていうのもあると思いますが、こういったものも加味されているのかなぁと考えています。
坂上圭司(山田孝之)が車いすの理由も気になる
さらに、ダブル主演の1人・坂上圭司(山田孝之)が「車いす」で移動するようになった理由も、気になるところ。
彼はデジタル遺品を抹消する専門会社「dele. LIFE」を立ち上げた”社長”の立ち位置にいることは判明していますが、なぜ足を悪くしてしまったのかについては、ドラマ内では不明となっています。
これ、深読みすると
というようにも読み取れる……と思ったんです。
原作とは違ってオリジナルストーリーで展開される本作ですから、このあたりの理由付けもどうなってくるのか、楽しみなところ。
(一応、原作では「学生時代の難病による感覚麻痺が原因」と明かされています)
まとめ
dele(ドラマ)のタイトルの意味ってなんだろう?ということから、ストーリーに込められた意味について迫っていきました。
名詞の「Delete」ではなく、あえて馴染みのうすい動詞の「dele」を採用してくるあたり、しっかりとした脚本となっていることが期待されますね。
動き回って依頼人の仕事を完遂する2人の勇姿、見届けたいと思います。