今世紀中には起こることがほぼ確実と言われている、南海トラフの大地震。
 
2018年に入り、大阪を中心とする地震が起きはじめるようになったことから、改めて注目したって人もいるのではないでしょうか?
 
ただ、なんとなく「関西の方で起きる地震なんだよな~」と思っている人も多いのが事実。
 
調べようにも”難しい単語”ばかり並べられているのがネットの現状ですので、今回は

この記事を見ただけで「南海トラフ地震とはなにか」

を知ることができるよう、記事にまとめました。

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6月18日の地震は「南海トラフ大地震」の予兆なのか?

この記事を書こうとするキッカケを作った、6月18日の朝方に大阪で起きた震度6弱の地震。
 
これと南海トラフ大地震の”つながり”については、結論から書いてしまうと

「無い」

というのが、現状の主張となります。
 
主な理由として、今回の地震による震源地が非常に浅いことが挙げられているためです。
 

日本地震学会の会長で名古屋大学地震火山研究センターの山岡耕春教授は、「今回の地震は、陸の地殻内の非常に浅いところで起きた地震で、一般的には“直下型”と呼ばれる内陸型の地震だ」と指摘しました。

ただ、いくらプレートと断層が違うとしても、無関係であるとは言い切れないのも事実ではあります。
 
断層の揺れによってプレートが誘発される可能性はありますから、数日~二週間くらいは注意しておいたほうがいいのかもしれません。
 
実際、このような過去がありますからね。

というわけで、ここからが本題です。

南海トラフ地震とは?


 
南海トラフ地震とは、南海トラフと呼ばれる”溝状の地形”が、フィリピン海プレート(岩盤の層)の沈み込みに耐えられなくなったときに発生する地震のこと。
 
これまで2種類の大地震が交互(または同時)に起きているんですけど、

「東海地震(系)」「南海地震(系)」の総称

を表したものでもあるんです。
 
図で表すと、こんな感じですね。
 

 
静岡県の駿河湾から和歌山県の潮岬(しおのみさき)沖までの海域で起きたものが「東海地震(系)」。
 
西側の潮岬沖から四国の足摺(あしずり)岬沖までの海域で起きたものが「南海地震(系)」です。
 
それぞれが100~200年の感覚で繰り返し発生しており、起きるたびにマグニチュード8級の「海溝型巨大地震」として、強い揺れと津波の被害を歴史に刻み込んでいます。
 
また、この2つの領域で発生してきた巨大地震は

片方が発生すると、もう片方が数時間~数年のうちに『続けて』発生する

ことが多いのが特徴です。
 
それぞれ(系)と付いている理由は、この事例のせい。
 
時間差攻撃で立て続けに大きな地震が起きたり、2つが合わさってとんでもない規模の大震災にしたりと、決まりきった起き方をしてくれないのが原因となっています。

過去の南海トラフ巨大地震の震源地

南海トラフの大地震における「7世紀以降」の発生場所と日時は、古文書の記録によってほぼ明らかとなっています。
 
震源位置を時代ごとにまとめた地図を見てみると、分かりやすいかもしれません。
 

 
前回は1944年12月に東南海地震(M7.9)が起きたあと、その2年後である1946年12月に南海地震(M8.0)が西側で発生しましたし、
 
その一代前では、1854年12月に安政東海地震(M8.4)が起きたあと、その32時間後に安政南海地震(M8.4)が発生しています。
 
このような歴史を見ると、地震は繰り返し発生するように感じますが……
 
決して、同じ現象の規則的な繰り返しではありません。  
紀伊半島の東と西でマグニチュード8.0にも及ぶ地震が別々に起こったり、一度に南海トラフ沿いのプレート境界”全て”を破壊するような地震が起こったり、その年によって様々なんです。
 
地震の感覚もいちばん短いと100年を切るときもありますが、長い時には200年を超えることもあります。
 
史上最大級の地震を記録したとされている1707年の宝永地震(M8.6)に至っては、東海地震を南海地震の領域が『一体化』していますよね。
 
一つ一つが非常に大きなエネルギーを持っているのに、2つ同時に来ちゃったもんなら、とても太刀打ちできません。

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南海トラフ地震はいつ来る?

結論だけ書いてしまうと、

マグニチュード8級の大地震が今後30年以内に発生する確率は70%、50年以内では90%

というのが定説です。
 
以下で詳しく解説していきます。

これまでは「駿河湾地震説」が提唱されていた

かつて2011年に東日本大震災が起きるまで、1976年に提唱された「東海地震(駿河湾地震)説」というものが、専門家の間で話題となっていました。
 
専門的な説ではありますが、とくに難しいものでもないので、先ほどの図を「領域」で細かく分類して見ていきましょう。
 

 

いろいろあるんでしょうけど、説を3行でまとめると

1854年に「領域A」で安静東南地震が発生

90年後の1944年に「領域B」で東南海地震が発生

次の地震は「領域C」、つまり”駿河湾近く”で起きるんじゃないの?

というのが、「東海地震(駿河湾地震)説」です。
 
しかし、この説が提唱されてからすでに40年近くが経過していますが、未だに発生していません。
 
そうこうしているうちに領域Aと領域Bでもエネルギーが蓄えられるようになっているかも……と考えているうちに、これまでの想定をはるかに超える東日本大震災がやってきました。
 
その結果、次に来る巨大地震はこれらの領域、もしくはそれよりもっと広範囲で“連動”して発生する可能性が高いのではないか?とする考えが強くなってきたんです。
 
様々な再検討がされていった結果、上の図よりもっと全体に及ぼす被害を想定していくと、2018年現在では

マグニチュード8級の大地震が今後30年以内に発生する確率は70%、50年以内では90%

というのが定説となりました。

南海トラフ地震の予測を「確実に」行う方法はある?

次の南海トラフ地震がいつごろ起きるのか……ということを知るためには、3つの見方が必要となってきます。
 
専門的な用語が入っちゃいますが、

アスペリティ(地震を起こす領域)
・地層やプレートの強度
・これまで地面へかかっていると、その増加速度

があれば、少なくとも南海トラフに関しては”確実に”予測を立てることができるんです。
 
しかし、これらを地下深くに存在するものとして計測することは”不可能”とされていることから、現状では「地表の地殻変動」と「時間予測」でしか推測できないのが現状。
 
なので、多くの専門家の頭を悩ます問題とされているんです。

南海トラフ地震の心構えくらいは、とっておいたほうがいい

南海トラフ地震はいつ来るの?ということで、2018年の前兆や最新の予想を徹底解説していきました。
 
結局のところ、
 
マグニチュード8級の大地震が今後30年以内に発生する確率は70%、50年以内では90%  
というのが専門家の見方となっているため、それ以上の具体的な時期などは不明のままなんですよね。
 
現在の技術ではどうしようもないとはいえ、心構えくらいは日頃からできると思うので、もし災害に見舞われたときは『必要な情報だけ』を集めるようにしましょう。

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