2018年の読書感想文・課題図書に選べれている作品の1つ、まはら三桃さんの「奮闘するたすく」。
 
介護をテーマとした作品ですが、身近におらずイマイチ書き方が分からない!って人も多いと感じたので、今回は例文とともに、テーマの選び方やあらすじをまとめていきました。

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『奮闘するたすく』の読書感想文の例

早速ですが、「奮闘するたすく」の読書感想文の例文を、2つほどみてみましょう。

例文①『誰かのために』

 デイサービスの仕事内容や介護士のことなどは知っているつもりでした。
 

しかし実際に仕事をしている人や利用している人は、身近でいなかったのでこの本を読んでイメージが少し変わりました。
 

主人公は小学五年生のたすくです。
 

たすくのおじいちゃんがデイサービスを利用することになり、先生の提案でデイサービスのお手伝いをするというのが大まかなあらすじです。
 

 足を怪我したり認知症の症状が出て、一人でお風呂が入れなくなったおじいちゃんをたすくが手伝ったり、他にもデイサービスを利用している個性的な人や介護士の心意気を感じながら読むことが出来ました。
 

介護と聞くと、力仕事で多くの仕事をひたすらこなしていくという勝手な想像をしていました。
 

でもこの本に出てくる介護士は、利用している個人の意見や自由を尊重していてすごいと思いました。
 

物語を読んでいると、人の感性や考え方はみんな違うから、その人の性格や行動を把握してメモを作っていたり、一人一人に合ったサービスを提供しようと努力している介護士の姿が頭の中に浮かんできました。
 

海外のインドネシアから来て、介護福祉士の資格を取得するために頑張る人もいたり、デイサービスで出す食事も食べやすくゼリーにしたり、とろみをつけたりと工夫している描写があります。
 

私は特にサービスを提供する側の人たちと、食事の工夫をする場面が印象に残りました。
 

 デイサービスを利用している人たちにとって食事は大事です。
 

でもサービスを提供する側の人が何も考えずに普通のごはんを出すのではなく、利用する相手の側に立って、どうしたら食べやすくなるか?美味しく感じられるか?と考えていて、思いやりを感じました。
 

物語では大きく取り上げられていないけれど、そんな小さな思いやりや相手を気遣う優しさがたくさんあって心が温かくなりました。
 

 この食事を作る人だけじゃなくて、ほかの介護士は相手への思いやり方を考えたり、利用する側の人、たすくのおじいちゃんは認知症との向き合い方など色んな場面で奮闘しているように感じて、タイトルでは「奮闘するたすく」とありますが「奮闘」しているのはこの物語に出てくる全ての登場人物に当てはまると私は思いました。
 

たすくも、最初は担任の先生に言われて渋々始めた介護のお手伝いを一度も投げ出さないで、ごはんのお手伝いをしたりおじいちゃんのために頑張る姿に感動しました。
 

この本を通して、人を支える仕事に年は関係なくて、人を思いやる気持ち、支えたい気持ち、たくさんの思いがあればどんなことも頑張れるし色々な人を笑顔に出来ると思いました。

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例文②『確かめよう 自分の目で見る 家族のかたち』

 「強制してるみたいじゃないかね。」
 

佑のおじいちゃんが胸に秘めていた思いを明かした時、私はどきっとしました。
 

どこか自分の中では、お年寄りやデイサービスのことを遠くに感じていたかもしれません。
 

 私は一緒に住む祖母がいます。
 

祖母を佑のおじいちゃんに重ねて考えてみました。
 

もし、そうなった時は祖母との時間が貴重だと思いながら本を読み進めていきました。
 

佑とおじいちゃんが通い始めたデイサービスでは、いろんな人と出会います。
 

鏡を隠してしまう人、うまくお話はできないけど感情をしっかり出してくれる人、海外からこの介護職を勉強しに来ているヘルパーさんなど佑にとって非日常なことばかりでした。
 

きっと今までとは違う特別な夏休みになったことでしょう。
 

佑にとって夏休みはプールや遊びに行くなど好きなことして過ごす時間だったかもしれません。
 

そこに早田先生は佑に目からビームを出してデイサービスのレポートを依頼してきます。
 

最初は佑自身もどこか頼まれてレポートをやる、おじいちゃんのサポートの為と思っていたように思います。
 

けれど少しずつ施設のお年寄りのことがわかってきて自然と距離が近くなった彼は逞しく見えたのでした。
 

 特に印象に残ったのは、花の部屋が看取りの部屋であると知ったおじいちゃんの本音が聞けたところでした。
 

「こっちも人の世話になりたくないのは、やまやまなのだ。けれども自分ひとりでは、できないことがあるのも知っている。そこへきて、自分がそうしてもらいたいかと言ったら、強制してるみたいじゃないかね。」と、話したおじいちゃんに私は驚きました。
 

それまでずっと頑固なおじいちゃんだったからです。
 

そのおじいちゃんの想いがこもったこの言葉に、胸がきゅっと掴まれた気持ちになりました。
 

 「もし自分のことが何も出来なくなってしまったら」と考えると少し寂しくなりました。
 

それでも、自分を受け入れてくれる人いるのだとわかったおじいちゃんは子どものように素直な感情を出してくれたのだとそう思えました。
 

「人って死ぬんだよな、でも死ぬまで生きるんだもんな」
 

とてもシンプルなこの言葉に私は救われました。いくら答えを探しても見つからない問題を解くのはとても酷です。
 

それならば、最後まで一生懸命前を向くほうがいいなと思えました。
 

 私はSNSで家族や友達と連絡をしていて、気が付くとつい文章でやりとりになっている時があります。
 

これはとても便利な方法ですが、この本を読んで会って話す時間を率先して作ろうと思えました。
 

この夏は祖母に会うので、私も祖母に会う時は替え歌を歌って一緒に時間旅行をしようと決めました。

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読書感想文の書き方

物語のあらすじをまとめてみる

この作品の内容を一言で表すと、介護施設で奮闘する小学生のお話
 
あらすじは、以下のようになります。

元刑事でしっかりしていたおじいちゃんが認知症になってしまったことをキッカケに、小学5年生の佑(たすく)は、友人の一平といっしょにケアハウス「こもれび」に通うこととなる。
 

そこでの様子を取材し、夏休みのレポートを書くことにした2人は、穏やかなものばかりではない「家族の形」や「親子関係」を目にする。
 

介護施設で働く人たち、介護を受ける高齢者たちの思いを知り、佑(たすく)たちは成長していった。

この本のテーマは?

最初にも書きましたが、この本のテーマは「介護」
 
実際におじいちゃん・おばあちゃんと暮らしていて、デイサービスやケアサービスを受けている姿を見たり、自分でも何かお手伝いしているなら、書きやすい作品なのかもしれません。
 
逆に、そのような経験がないなら、イメージしにくいかも(´・ω・`)
 
なので、想像で書くには難しい作品……というのが、正直なところかもしれません。

まとめ

「奮闘するたすく」の読書感想文の例と書き方のコツについて、まとめていきました。
 
ここに載せている作文はあくまでも”例文”ですから、そのままコピペして提出……なんてことはしないよう、注意してくださいね!
 
学校内だけならまだ良いかもしれませんが、トラブルになることもありますから。

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