中学生の2018全国読書感想文の課題図書である、佐藤まどかさんの「一〇五度(ひゃくごど)」。
 
作文の書き方がわからない!という人のために、今回はこの作品の例文とともに、書き方のコツについてまとめていきました。

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読書感想文の例文

早速ですが、読書感想文の例を見ていきましょう。

タイトル『私の将来は誰のために在るのか』

 私は今、吹奏楽部に所属している。所属した理由は自分の意思ではなく、親の意思だ。中学に入学した頃、部活に入るつもりはなかったが、親から受験の際に有利になるから部活には入りなさいと言われたからである。私は運動が苦手だったので、消去法で吹奏楽部に入部した。このように私が親の意思で自身の行動を決定しているのは部活だけではない。塾もピアノの習い事もすべて親の意思だ。私は親に刃向かったことは一切なく、自分でも自身のことをいわゆる「いい子」だと思っている。
 
 私と「一〇五度」の主人公・真にはある共通点がある。それは「自分のことに対して何かと親が口を出してくる」ということだ。しかし、その親の言葉に対しての行動が、私と真では異なるように感じた。私は親の言う通りに対し、何も言わずにただ従うだけだが、真は違う。真は自分の決めた夢に向かって、計画的に行動していると思った。実際、引越し先の新しい学校も自身の決めた夢への近道だと判断し、計画的に編入している。私は真の考え方や行動と自分の考えや行動を比較した時、すごく焦った。なぜなら私は、何も考えず行動していたからだ。なぜこのように動いたのか。なぜ吹奏楽部に入部したのか。そう問われると、「親がいったから」としか返答ができない。私は本当に、今のままの「いい子」でいいのだろうかと疑問に思った。このまま自分で何も考えず、親の言う通りに行動することこそが、自分にとっていいことなのだろうか。
 
 私は、「一〇五度」を読んで、真が羨ましいと感じた。真は、両親に内緒で梨々と全国学生チェアデザインコンペに参加し、審査員特別賞を受賞している。そのことがきっかけで、親に反抗しながらも、自分の進路の幅も増え、可能性を広げていった。私は今まで自分の意思で動いたことがないので、将来どうしたいかもわからないし、実際「一〇五度」を読むまでは、私は親がなれといっていた公務員でいいかと思っていた。しかし、公務員になるための面接で、私は志望動機を求められたら困ってしまうだろう。それだけでなく、公務員って実際どのような仕事をするのか。市役所職員、警察官、教員…、調べると様々な職業が出てきた。公務員とは様々な職業があることも、今回調べたことで初めて知った。私は将来なろうと思っていた職業のことを全く知らなかった。それで周囲に公務員なると言っていたことが物凄く恥ずかしく感じた。今のままの自分ではダメだということも同時に感じた。今のままでは、自分のためにはならない。私も真のように、自分の将来のことは自分で考えて決めて、行動にしていきたいと強く感じるようになった。
 
 それでは、実際私は将来何がしたいのだろうか。考えると全く出てこなかった。将来何がしたいかはまだわからないが、私は「一〇五度」を読んで、決めたことがある。それは、親が用意してくれたレールを歩くのではなく、自分の夢は自分で決めてその夢に向かって走っていきたいということだ。確かに今までの私は「いい子」だったかもしれないが、それは親が満足するからであり、決して私自身のためにはならない。今後、社会に出ていくうえで、自分で考えて行動していかなければならない。だからこそ、私は自分のことは自分で考え、決めて、行動していきたい。そのために、まず私は何が好きなのか、何がしたいのか、自分自身と向き合っていくことにした。そうすればきっと、将来のことも自分で決めることができるようになると思う。私の将来は、親のためにあるのではない。自分のためにあるのだ。だからこそ、自分のことは自分で決めて行動していきたい。

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書き方のコツ

この作品において、どのような視点を持てば書きやすくなるのか……という点をお伝えします。

小説は「自分と”同じ”or”違う”点を探す」ようにすると書きやすくなる

例えば、上記の例文にもある『真が羨ましいと感じた』という部分。
 
なぜ羨ましく感じるのか……というと、自分に不足しているからなんですよね。

・周りに流されているだけで「決断する力」がニブッているのではないか
・主人公には「自分」を持っているのに、私にはそれがない

など、どうしても比較するところが出てくると思います。
 
自分に足りないところ、もしくは逆に優秀だと感じるところでもいいです。
 
比較をしながら、読み進めていくと書きやすくなりますね!

まとめ

一〇五度(ひゃくごど)の読書感想文の例とともに、書き方のコツについてまとめていきました。
 
小説なので作文を書きにくいかも……と感じる人も多いと思いますが、

この主人公と自分には、なにか共通点があるのではないか?

と考えながら読み進めていくと、少し気持ちをラクに構成立てることができると思います。
 
夏休みは時間がたっぷりありますし、今年は「猛暑」で外に出るのもヤバイ日が続きますから、家でゆっくりと本を読んでみることをオススメします!
 
(あ、作文の丸パクリはダメですよ!バレた時にどうなるか、怖いので……)

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