
大雪山の紅葉はロープウェイからも見ることができ、北海道の中でも非常にオススメできるスポットです。
紅葉の見頃の時期はいつなのか、初心者も気軽にいくことができる穴場スポットとともに紹介していきました。
目次
大雪山の紅葉の見頃はいつ?
大雪山の紅葉のピークは、9月中旬~下旬。
北海道にある複数の火山が集まっている地帯の名称で、日本で一番早く色づき始める紅葉の名所とされています。
旭岳、銀泉台、赤岳、黒岳、緑岳などなど、たくさんの山々が連なっており、それぞれの地域によって見頃時期は異なるのも特徴です。
後ほど詳しく紹介していきますが、全体を平均して、一番早く色づき始める場所が9月の上旬頃から。
その後、9月の中旬から下旬にかけて次々と見頃を迎えていき、遅いところでは10月上旬まで楽しめる場所もあります。
ですから、基本的には9月の中ごろから全体での見頃が始まると言えますね。
大雪山へのアクセス方法
ここでは大雪山の主峰である旭岳への登山口がある『旭岳温泉』、『層雲峡温泉』へのアクセスをご紹介します。
旭岳温泉へのアクセス方法
・新千歳空港から、特急で2時間のJR『旭川駅』でバスに乗り換え→旭岳線バス「いで湯号」で約1時間30分の『旭岳』または『旭岳温泉』で下車
層雲峡温泉へのアクセス方法
・JR『旭川駅』から道北バスで約1時間50分
・JR『札幌駅』から特急で2時間→JR『上川駅』から道北バスで約35分
混雑状況のピークは?
混雑がピークを迎えるのは、紅葉が見頃の時期を迎えている9月中旬の土日。
この時期は、一日に約6000人ほどの観光客が訪れることもありますから、主峰である旭岳のロープウェーや駐車場付近、さらにそこへ至るまでの周辺道路の渋滞が、一番の混雑ポイントになります。
混雑ピーク時は、駐車場の空き待ち列が1~2時間になったり、ロープウェーの待ち時間が30分~1時間ほどかかったりすることも。
土日祝日は朝8時過ぎぐらいに駐車場がいっぱいになることもあるため、できればシャトルバスなどを利用したいところです。
平日でも、見頃の時期はツアー客の増える11時過ぎあたりから本格的に混雑が始まるため、その前には到着しておきましょう。
なお、きちんとした装備で登山をする必要がある区域においては、そこまで人混みで一杯になることはなさそうです。
スポンサーリンク大雪山のおすすめスポット
①旭岳
広大な大雪山国立公園の山々の中で、最も標高が高く主峰とされている旭岳。
特に紅葉時期のロープウェーからの眺めは、その10分間のためだけに訪れてもいいと思える絶景です。
登山の途中には数多くの池や展望台が用意されており、散策から本格的な登山までしっかりと楽しむことができます。
②高原沼群
大雪山高原温泉から少し山奥へはいったところにある、湖沼の集まっている地帯。
周囲の森は紅葉が美しいことでも有名で、色とりどりのグラデーションを水面に映す湖や沼を眺めながら散策を楽しむことができます。
ヒグマの巣が周辺にあるため、コースに入る前にかならずレクチャーを受けましょう。
③銀泉台
上川町層雲峡からバスで30分~40分のところにある赤岳の登山口で、9月上旬から中旬にかけて木々が色づき始め、ピークを迎えるのは大雪山近辺で一番と言われています。
斜面を覆う色合いが違った赤、黃、緑の紅葉は、“絵葉書”や“錦絵”のようだと称されています。
④姿見の池
旭岳の登山道を上っていき、夫婦池の分岐を過ぎたあとに見えてくる大きな池。
美しいエメラルドグリーンの水面に、雲をかけた旭岳がまるで姿見のように映り込む絶景スポット。
周辺のチングルマが赤く色づき、草紅葉で化粧したかのような美しい場所です。
⑤第一花園
銀泉台の登山コースで最初に見ることができるビューポイントが、第一花園とよばれています。
看板も立っていますが、第一花園から第二花園にいくまでの約1時間ほど、色づいた木々が山の斜面を流れ落ちるような見事な紅葉を眺めることができます。
紅葉狩りを楽しもう!
残暑の厳しい本州とはうって変わり、8月下旬から涼しい日が増え秋の気配が漂い始める北海道。
避暑ついでに、広大な自然の美しい大雪山周辺で、一足先に美しい紅葉を楽しでみてはいかがでしょうか。