
数多くの自然林に囲まれている、青森県十和田市にある奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)。
紅葉のスポットとしても注目されており、秋には観光客の出入りが激しくなる場所でもあります。
見頃の時期をしっかり下調べしないといけませんから、今回は奥入瀬渓流周辺の穴場スポットとともに、今年の時期を紹介していきました!
目次
奥入瀬渓流の紅葉の見頃はいつ?
奥入瀬渓流は、十和田湖から流れ出し苔むした森の中を渡る渓流で、たくさんの淵や滝を作り出している紅葉の名所です。
自然そのままなのに、流れの中でも静かに佇む岩などが、どこか日本庭園的な美しさも感じられるところがあります。
上流付近では10月上旬から色づきはじめ、10月下旬~11月上旬にかけてが見頃。
また下流の焼山付近では、11月中旬までピークを楽しむことができますよ。
奥入瀬渓流へのアクセス方法
奥入瀬渓流への行き方は、「電車」と「車」の二通りがあります。
上流から下っていくのか、下流からさかのぼるのかで目指す場所が違いますので、ご確認ください。
電車のルート
最寄りはJR「新青森」駅、もしくはJR「八戸」駅になります。
上流から散策される場合、バスかタクシーで「子ノ口」を目指しましょう。
下流から散策される場合、バスかタクシーで「焼山」を目指していくのがベストです。
車のルート
車で行く場合は、百石道路下田百石ICから60分、または東北自動車道小阪ICから80分の距離になります。
(以下は下田百石ICの例)
混雑状況のピークは?
10月に入り木々が色づき始めると、徐々に訪れる観光客も増えていきます。
ピーク時になると、土日祝日は付近の駐車場もすぐ満車になってしまいますから、混雑回避のためには「平日の早い時間」を狙っていくことをおすすめします。
到着すべき時間帯は、午前9時前。
このくらいの時間に現地へ着けば、駐車場や周辺地域の混雑にも悩まされることが少ないですね。
さらに、マイカーよりは公共交通機関、シャトルバスを利用されると、さらに混雑は緩和されるでしょう。
スポンサーリンク奥入瀬渓流のおすすめスポット
①阿修羅の流れ
奥入瀬渓流で一番の人気スポットと言われるのが、こちらの『阿修羅の流れ』です。
阿修羅といえば、戦いの神様の名前ですし、激しそうなイメージですよね。
そのイメージのとおり、渓流の中でも「一番の激流」とされていて、白い水しぶきと紅葉の赤、黃、森の緑が一段と色濃くなっている場所となっています。
激流といっても安全な場所ですので、各色がおりなすコントラストを眺めたいなら、絶対に行っておきたい絶景スポットです。
②銚子大滝
上流側から20分ほど歩いたところにある、唯一「渓流がない滝」です。
落差はそれほどありませんが、幅が20mあるためボリュームがありとてもダイナミックにみえます。
特に紅葉に包まれた流れのなかに色が浮かぶ様子は、絶好のフォトスポットになりますよ。
③九十九島
阿修羅の流れのすぐ先に見えてくるスポットで、名前の通り、いくつもの飛び石が島のように見えることからこの名前がついた渓流。
白く激しい流れの中に浮かぶ、苔に覆われた石たちの様子は、手のこんだ日本庭園にいるかのように錯覚させられます。
色づいたモミジが苔石に張り付いていたりすると、まさにフォトジェニックですよね。
④雲井の滝
奥入瀬渓流の数ある滝の中でも、落差が大きくダイナミックな滝がこちらの『雲井の滝』です。
三段になって落ちてくる滝は、雄壮にも優雅にも見え、滝壺にある岩のおかげで立ち上る細かい水しぶきが、まるで雲のように幻想的な空間を作り出しています。
紅葉と合わせて、是非みておきたいところです。
⑤屏風岩
こちらも阿修羅の流れのすぐ近くに見えてくるスポットで、切り立ったがけのむき出しの岩肌が、まるで屏風を重ねているような造形を作り出しています。
ここは、木々の葉に隠れてしまいがちなため、紅葉の終わりかけくらいの時期に行かれるのがオススメ。
落葉するカラフルな葉と、枝の間から見えてくる崖がなんとも美しいバランスを生み出します。
紅葉狩りを楽しもう!
こちらで紹介した以外にも、たくさんの見所や撮影スポットがある奥入瀬渓流。
流れの違う場所ごと、たくさんある淵や滝ごとに全く違う表情を見せてくれます。
全長14キロと眺めの遊歩道のため、見たいスポットが含まれる区間を、個人に合わせた距離とペースで散策するようにしましょう!