GWは日本だけ!意外と知らない豆知識や由来をまとめてみた【雑学】

毎年、お盆やお正月と並ぶほどの注目が集められている、GW。

この休日が始まったキッカケや、あまり知られていないような雑学を集めてみると「意外な事実」が発覚したんです。

そこで今回は、GWにまつわる豆知識について、いくつか紹介していきました!

ゴールデンウィークの雑学

学校も会社もお休みなところが多く、日本人の楽しみのひとつとしても有名なゴールデンウィーク。

この祝日は、昭和23年7月に「国民の休日」として制定されたことが始まりとなり、世に広まっていきました。

第二次世界大戦が1945年(昭和20年)ですので、戦後まもなく制定された法律なんですよね。

復興で忙しい……という印象がありますから、あまりピンとは来ない印象(´・ω・`)

このような雑学を、有名どころからマニアしか知らないようなものとしてまとめてみました。

①ゴールデンウィークは日本にしかない

まず、法律で定められている大型連休は、じつは日本にしかありません。

特にGWのような「祝日が固まっている」形態は、海外の情報を追っていっても、中々お目にかかれないんです。

そもそもGWは、以下のような国内の歴史や風習になぞらえて制定された日が集まってできたもの。

4月29日「昭和の日」・・・昭和天皇の誕生日
5月3日「憲法記念日」・・・日本の憲法を制定した日
5月4日「みどりの日」・・・昭和天皇が自然マニアであったことから、"緑"をイメージにした名前で制定
5月5日「こどもの日」・・・昔から"端午の節句"として有名な日で、国会でも意見が多数寄せられた

それぞれの日が日本にちなんだ祝日であり、「日本にしかない」特別な祝日となっています。

これが海外に目を向けてみると、革命の記念日やクリスマス休暇などがほとんど。

国のトップが関係している祝日って、あんまりないんですよね(´・ω・`)

意外に珍しいものばかり……ということが分かるかと思います。

②祝日が連続するのはGWだけ

そもそも、3日連続して祝日があるのはGWだけ

土日とうまく重なると5連休になったり、日曜日に祝日が重なると月曜日が「振替休日」となったりしますけど、これも海外ではあまり見ない制度となっています。

似たようなものでは中国の「黄金周」が挙げられますが、これは"直前の土日を出勤する"ことが前提となるお休みです。

このおかげで、祝日明けの平日も一日休みとなるので、3日だけ連休の年の方が珍しいともいえるでしょう。

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③NHKは「ゴールデンウィーク」という言葉を一切使わない

NHKは5月初旬の連休を「大型連休」と呼んでいますが、決してゴールデンウィークと呼ぶことはありません。

なぜかというと、過去にGWと表現したことによって、多方面から"批判"が相次いだから。

経緯や理由については、NHKの公式ホームページで公開されていますね。

1970年代の「石油ショック」以降、「のんきに何日も休んではいられないのに、なにがゴールデンウイークだ」といった電話が放送局に何本もかかってくるなど抵抗感を示す人が目立ってきました。また、「外来語・カタカナ語はできるだけ避けたい」「長すぎて表記の際に困る」など、放送の制作現場の声もありました。そのうえ、週休2日制の定着で前後の土曜・日曜を加えると10日ぐらいになることもあり、ウイーク(週間)も的確な表現ではなくなってきました。このため、放送では原則として「ゴールデンウイーク」は使わず、「大型連休」を使っています。

休日で働いている人や、そもそも外来語に抵抗があった人もいたようです。

戦後まもなく制定されたものですから、たしかに海外の言葉に慣れてない……っていうのは分かる気がします(´・ω・`)

ちなみに、「ゴールデンウィーク」と呼ばれるようになった理由は二つの説があって、

「日本映画界の造語」説
1951年に上映された「自由学校」という映画の集客がお正月やお盆より良かったため、翌年から「ゴールデンウィーク」と呼びやすい造語をつくった
「ラジオのゴールデンタイム」からきた説
大型連休のラジオの視聴率が高い時間帯を「黄金週間」と呼んでいたが、その後「ゴールデンウィーク」と呼ぶようになった

というものが混ざり合い、今のGWが定着したと言われています。

どちらにせよ、民間やメディアが作った造語であることに変わりありませんから、NHKも使いにくかったのかもしれません。

④和製英語だけど海外で通じる場所がある

「ゴールデンウィーク」はつまるところ、日本人のつくった和製英語ですから、残念ながら英語では基本的には通じません。

しかし、今日(こんにち)では日本人が多く用いるので、だんだん英語でも通じるようになってきているんです。

日本人観光客の多いハワイなど海外の観光地では、ホテル・バス・レストランなど観光業に従事する人物の場合、日本に縁のない現地出身の人間であっても“Golden Week”で意味が通じるほど認知されている。

これは以前より海外旅行者が増え、説明する機会が増えたことや、日本に住んでいる海外の方に「5月の最初は祝日が続く」と理解されてきたことが背景にあるのかもしれませんね。

ハワイあたりは日本人も多いですから、普通に通じちゃったりします。

⑤2020年は「夏版ゴールデンウィーク」が作られるかも?

GWとは少し離れますが、2020年といえば、東京オリンピック・東京パラリンピックが開催される年。

これに準じて、この年だけ祝日がいつもと違う日になり、「夏版ゴールデンウィーク」が作られることが考えられています。

簡単にまとめると、こんな感じ。

平成32年(2020年)に限り、

・「海の日」を7月23日
・「体育の日(スポーツの日)」を7月24日

へ持ってくる

2020年は7月23日(木)~26日(日)までの4連休になる!

学校では既に夏休みに入っているところも多いですが、早めに計画をすれば、お盆休みより好条件で予約ができるかもしれませんね!

意外と知らないことだらけ!

昭和はまさに「激動の時代」。戦後の焼け野原から生き残った人々が「前へ!前へ!」と進んでいく最中で、この法律は制定されました。

戦争で亡くなった同心や家族を胸に復興を支えてきた人々が、家族のもとへ戻り、団らんする。

今も昔も「日本人のひとときの安息日」であることに、違いはありません。

まあ、こうして紐解いていくと、面白い側面もあるのが祝日です。

お休みにあやかって、いつどんなタイミングで始まったんだろう……?と調査していくのも、楽しいかもしれませんよ!

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