
目上の人の力を借りて就職が決まったため、その人に対してお礼のメッセージを送りたい!という人、いると思います。
高校だったら先生へ、大学だったら教授へ……といった文例はありますが、「親戚」に対しての手紙の例文って、なかなかないんですよね。
そこで今回は、就職祝いのお礼状を親戚に送るときに使えるメッセージの例文をご紹介します。
就職祝いのお返しメッセージの例文
内定したときのお返し(気軽な表現)
この度はお忙しい中、私のためにご紹介状を書いていただき、誠にありがとうございました。おかげさまで○○株式会社から内定の通知が届きました。
就職しやすい時代になりつつあるとはいえ、私の実力では希望の職種につくには未熟な面もあるかと思います。そのような状況を鑑みて、貴重なアドバイスをいただけたことには感謝しかありません。
今後は、ご紹介いただいたご恩に応えるべく、精一杯がんばっていきたいと思います。時期が落ち着きましたら、お会いできると幸いです。
まずは取り急ぎ、ご報告とお礼のごあいさつまで。
就職先に”顔が利く”人から、紹介状を書いてもらった人へのメッセージ。
ただ人を紹介するだけではなく、わざわざ紹介状まで用意してくれるほどですから、丁寧に感謝を伝えましょう。
内定したときのお返し(改まった表現)
拝啓 この度は私の就職にあたりまして、お祝いと励ましの言葉をいただきありがとうございました。
おかげさまで、第一志望である○○株式会社に内定をいただき、四月から一ヶ月間の社員研修を受けることとなりました。私の就職に尽力してくださった伯父様のおかげと、心より感謝いたします。
まだ社会経験のない私ですが、入社が決まった以上、社会人としての自覚をもって日々を過ごしていきたいと存じております。
今後とも、なにとぞよろしくご指導くださいますようお願い申し上げます。
敬具
目上かつ重要なポジションにいた経験のある人に対しては、改まったメッセージを送るようにするといいですね。
「これから社会人としての経験を積んでいく」ことに希望を持った内容にすると、相手方も喜ぶと思います。
不採用となったときのお返し
謹啓 ことのほか冬らしい季節となりましたが、お変わりなくお過ごしのこととお慶び申し上げます。
このたび○○株式会社へのご紹介を賜りましたが、私の力不足のため、残念ながらご期待に添えない結果となりました。申し訳なく存じます。
今回のことを反省の材料とし、さらに努力を重ねる所存でございます。未熟ではございますが、今後ともご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
取り急ぎ、お礼とご報告まで申し上げます。
敬白
親戚から企業の紹介を受けたけど、不採用となってしまった場合のメッセージ。
「今回できなかったのは、いい経験だった……」という内容で送っておけば、もし落ちたとしても悪い気はしません。
いちばん自分が傷心するかもしれませんが、なるべく相手に感謝は伝えるようにしましょう。
就職祝いのお礼状を送るときの注意点
採用・不採用のどちらでも伝える
就職祝いのお礼メッセージは、採用・不採用にかかわらず返すようにしましょう。就職先の企業や団体を斡旋(あっせん)してくれた労力に対し、無礼とならないよう心がけることに越したことはありません。
たとえ紹介してくれた就職先に行かなくなったとしても、感謝の気持ちだけは伝えるべきです。
就職先が決まったらすぐに出す
また、採用・不採用が分かったら、すぐに手紙を書いて提出するといいでしょう。年度末(3〜4月)に届くように……と考えて先延ばしにすると、受け手(親戚)は「紹介したのはいいけど、どうなったんだろう?」と心配するかもしれません。
おそらく秋〜冬にかけて決まる人が多いと思いますから、可能なら年内、遅くとも2月くらいには届くようにするのが理想です。
まとめ
就職祝いのお礼状を親戚に送るときのメッセージについて、ご紹介しました。
地域の結束が強いところでは、今でも親戚などのツテで就職先が決まることも多いです。なるべく角が立たぬよう、感謝の気持ちを伝えるようにしましょう!