新機種が発表されるたびに値上げをしている、iPhone。
2ケタ万円を超えるレベルの端末も出てきており、買えない!と嘆く人も増え続けています。
なぜAppleはこれほどの料金でスマホを売ろうとしているのか、今回は値段が高い理由について迫っていきました。
iPhoneの値段が高すぎ!
発売されるたびに上昇する、iPhoneの値段。
2007年に発売された初代iPhoneの価格は499ドル(約5万500円)だったことを考えると、2018年に発表されたiPhoneXSMaxの1099ドル~の設定には、正直びっくりされましたねぇ……
1つ前に発売されたiPhoneXでも、これまでにない高価格帯の999ドルで発売されたことから、当初は「高すぎて売れないだろうなぁ」と悲観する声が続出していたんだそう。
結局、年間で最も販売台数の多いスマートフォンに輝くこととなり、購入者のほぼ全てが満足しているという結果に落ち着きましたが。
昨年999ドルで発売され、価格の高さから苦戦が予想されていたiPhone Xは、結果的には年間で最も販売台数の多いスマートフォンとなり、顧客満足度も98%に達したことという。
iPhoneXは自分も使用していますけど、FACE IDが思いのほか使いやすいんですよね。
手に汗をかきやすい体質のため、Touch IDだと指紋がつきまくって、定期的にお手入れしないと反応しなくなってしまうんですよね(´・ω・`)
「指のほうがやりやすい!」って意見も依然として多いですが、顔を見せればOKの認証解除は、油性肌にとっては非常にありがたい存在となりました。
なぜiPhoneは高い?
話を戻して、なぜiPhoneはこれだけ価格の高騰を続けているのか、その理由は主に3つ。
・ブランド力がすごい
・iPhoneが高いのではなく、その他のOSが安すぎるだけ
それぞれ見ていきましょう。
開発を一貫&独占しているから
iPhoneはAppleが開発し、世に送り出しているブランドスマホ。
本体や周辺機器などの物理的なものは、癒着なんじゃないかと思うほどに、ほぼ同じ企業と手を組んでいます。
同じスマホをつくるにしても、
Android・・・できるだけ安く済ませるため、その都度よりコストが掛からない業者を選んでいる
などの「業者選びの過程」に違いがあるんです。
確かに、近年ではAndroidでもハイスペックモデルが開発されているため、HUAWEI(ファーウェイ)やGALAXY(ギャラクシー)などの一部ブランドでは同じ工場で作られる機種もあります。
が、それでもガチガチに設計されているiPhoneほどの一貫性はありません。
内部のシステムまでも独占していこともあり、とにかく質を高めることを第一に考えているのがApple。
なので、値段が高くなってしまうんですね。
ブランド力が高い
そもそも、モバイル端末にタッチパネルをとりつけた「スマートフォン」を発明し、それを大衆に広めたのはiPhoneです。
Androidが普及する前に日本での人気が高くなったことから、高く売れちゃうようなイメージが根付いたんですよね。
iPhoneと同時にAndroidスマホも発売されてはいましたが、当時の端末はゴミスペックなものばかり。
中には電話すらまともにできない商品もあったために、Androidに対するブランドイメージが急落してしまったんです。
また、Androidスマホだと企業間での競争が激しいことも、理由の1つとして挙げられます。
システムの開発元であるGoogleは、
「内部システムを誰でも使えるようにするから、スマホ本体は好き勝手に開発していいよ!」
という方針でプラットフォーム (OSなどの基礎部分) を出しているため、各企業における価格下落競争が激しくなっているんです。
人って「環境が変わる」ことにためらいを感じてしまう生き物ですから、最初に端末の操作やアプリの構成などに慣れてしまうと、ガラッと変えることにメンドくささを感じてしまうんです。
スタイリッシュな外見から繰り出される、革新的な流行を作り出せたブランド力も、価格の高騰に一役買っているのかもしれません。
iPhoneが高いのではなく、Androidが安いだけ
iPhoneの価格にばかり目が行きがちですが、逆に「Androidなどの製品が安すぎるだけ」ととらえることもできます。
iOSで参入できるのはアプリなどのソフト面だけであり、ハード面(それも内部事情)については、ほぼ触れることは不可能。
いろんな人に作ってほしいと願っているAndroidより、いかにブランド力を大切にしていこうか考えるiPhone。
高くなるのは当たりまえですよね。
購入者を選んでいるだけなのかもしれない
iPhoneの値段が高い……と感じたので、なぜ高額な料金に設定しているのかをまとめていきました。
開発とかブランドとかいろいろ書いてみましたけど、要は
購入する人を選んでいるからなのかもしれませんね。
どんなに高くても買う人は買いますし、どんなに安くても機能的な面などで批判する人は出てきますから、Appleの強みを出していくには「価格設定」が大切な戦略なのかな……と思います。
それにしても、パソコンが買えるほどの値段となるとなぁ(´・ω・`)
売上はどうなるのか、そこも気になるところですね。