「七五三のお祝いの言葉として手紙を送りたいんだけど、仕方が分からない……」
そんな方に向けて、今回はメッセージの文例とともに、手紙の書き方の注意点などについてまとめていきました!
七五三のお祝いメッセージの文例
気軽にメッセージを送りたい場合
早いですね、◯◯ちゃんが三歳だなんて。ついこの間、病院で元気な泣き顔を見たと思ったのに。去年の写真を拝見すると、かなり美形で振り袖が似合うこと間違いなしだと感じています。ちょっと紅をさせば、神社に訪れた五歳の男の子も、きっと振り向くはずですよ。
写真ができたら、スナップでいいですからぜひ送ってくださいね。本のお印までに、髪飾りを送らせていただきます。
◯◯ちゃんの健やかな成長と幸福を、遥かに願っています。
この度はおめでとうございます。
かしこ
女性から送る手紙をイメージして書かれた文章です。
最後の「かしこ」は女性が使う結語としての慣例がありますから、男性は控えておきましょう。
(もし似たようなものを使いたいなら「恐惶謹厳(きょうこうきんげん)」が当てはまりますが……ちょっと壮大な印象ですよね)
少し改まった文章にしたい場合
いつしか夜の寒さも身にしみる季節となりましたが、皆様にはご機嫌麗しくお暮らしのこととお慶び申し上げます。
さて、この度ご令息様におかれましては、めでたく七五三を迎えられ、誠におめでとうございます。
ご主人様に瓜二つのご令息様であられますので、さぞかしご立派な晴れ姿でお宮参りをなさるものと拝察します。
近ければ当日お伺いし、親しくご祝詞を申し上げるべきではございますが、あいにく遠路ゆえままならず、至極残念に存じます。
ご令息様の行く末の幸多きことを心から願い、またお祝い当日の晴天を、当地よりご祈念申しあげるしだいです。
わずかばかりのものですが、本日別便にて拝送致しました。ほんのお印ばかりのものでお恥ずかしゅうございますが、ご笑納いただければ幸いに存じます。
略儀ながらお祝いまで申し上げます。
敬具
直筆で手紙を送るときなど、内容を改まったものにしたい場合に使える例文です。
男の子に送るなら「ご令息様」、女の子に送るなら「ご令嬢様」として、目上の人に送りたい場合などに使っていくようにしましょう。
また、どちらの例文でも最後に"プレゼント"を添えて送っている旨が書かれていますが、これもできれば行ったほうが良いです。
特に普段から出会えないような親しい間柄であれば、お祝いの気持ちにプラスしておいても損はありません。
七五三のお祝いメッセージを送るのはいつ?
七五三のお祝いメッセージを送る時期は、11月上旬ごろにするのがベスト。
七五三は、男子は満3歳と満5歳、女子は満3歳と満7歳のとき、11月15日に神社に参拝し、健康や幸福を願う祝いの行事です。
最近は11月15日前後の週末に参拝するのが一般的なので、手紙は参拝の数日前には届くようにされています。
ですので、11月上旬までには諸々を送る準備をしておけば、いいタイミングで相手に手紙を届けることが可能なんです。
七五三のお祝いの手紙を出す際の注意点
相手に興味を持っていることを伝える!
七五三のお祝いメッセージには、喪中はがきなどのような定型文は基本的にありません。
ですから、できるだけ相手に関心があることを強めた内容で文章を作っていきましょう。
七五三の写真ができたら、自分も見てみたい!アピールをするだけでも、かなり晴れ姿に興味を持っていることが伝わりますよ。
手紙の最後だけは改まる!
またどんなに砕けた内容でも、文章の最後は「おめでとうございます」などのように、改まった表現にすると全体が引き締まります。
親しい相手だからこそ、投げやりに終わらせてしまう傾向も強くなるため、手紙の最後のシメは大切にしていきましょう。
成長を祝い、幸福を願う
七五三のお参りや写真撮影などは、子どもの成長を肌で感じることのできる一大イベントと言っても過言ではありません。
親と同じ気持ちになって、子供の成長を喜び、将来の幸福を心から願うことを大切にしていくのが良いですね。
七五三を盛大に祝おう!
七五三のお祝いメッセージの書き方や、その注意点などについてまとめていきました。
基本的には思いついた文章をサラッと書いていけばOKなんですけど、その中に「ちゃんと興味があるんだよ!」という部分を盛り込んであげると、より親しみやすい手紙となります。
ぜひ例文を参考にしながら、ご自身の言葉で書いていきましょう!