結局、今の時代の専業主婦は勝ちなのか、負けなのか……
いつでもぶつかり合って、共感したり批判されたりする「永遠のテーマ」ですよね。
このような論争が出てくるのは、専業主婦になりたいと願う人に『勝ち組と負け組』の拘りがあるからだと思うんです。
一体どんな経験をしているんだろう……?と気になったので、実際に専業主婦をしていた方から「ホンネ」を書いていただきました。
専業主婦は「負け組」!
結論から書いてしまうと、私の経験上、専業主婦は「負け組」です。
今回はそう言い切れる理由や体験談を書いていきます。
なぜ「負け組」?
まず、私も少し前までは専業主婦だけをしていました。
その時に「負け組」だなと思ったときの理由は、主に3つ。
②自分の時間がない
③感謝されることが少ない
それぞれ詳しく解説してみます。
①収入を増やせない
私は、買い物に行くたびに嫌な気分になっていました。
支出は増えるのに自分で稼ぐことはできないことに嫌気がさしてしまうのです。洋服や化粧品を買うにしても制限されているようで、気晴らしにもなりなせん。
毎日家事をこなしても1円にもならないことが本当に嫌でしたし、同時に情けなくもなりました。
②自分の時間がない
兼業主婦をしていると、休憩の時間や通勤の時間は"自分の時間"として好きなことができますよね。
ですが、専業主婦をしながら育児をしていると、そうはいきません。
育児をしながら家事をして、子供が寝ている間は晩御飯の準備をして・・・と、育児と家事とで追われているうちに1日が終わってしまいます。
自分だけの時間がいかに大事でストレスの発散になるのかが専業主婦になって初めてわかりました。③感謝されることがない
仕事をしていると、些細なことでも感謝されることってありますよね。
例えば、何かを手伝うと「ありがとう」社内で道を譲ると「ありがとう」なにかを教えてあげると「ありがとう」となにかと感謝されることがあります。
それが自宅ではどうでしょうか?
ごはんを作っても、掃除をしても、育児をしてても「ありがとう」と言われることはなかなかないですよね。
感謝されるとやりがいを感じるものですが、専業主婦にはそれがありません。ある日、ふとモチベーションが下がってしまう原因も、ここにあると思います。
スポンサーリンク専業主婦が勝ち組なのも、たしかに分かる
これまで専業主婦は負け組だという理由を紹介してきましたが、もちろん勝ち組だと思うときもあります。
その理由もいくつかありますけど、より実感するのは以下の2つです。
②自分のペースで物事が進められる
詳しく見ていきます。
②育児に専念できる
仕事をして保育園などに子供を預けていると「我が子の成長の"初めて"を見ることができなかった」と言っているお母さんもいます。
これ、人によっては許されないほどストレスを感じてしまう原因になるそうなんです。
親として子供の成長を見ることは、人としてかけがえのない経験。
毎日子供と一緒にいると些細な事でも気付きやすく初めての瞬間を見ることができることが多いんです。
週末では人が多くてなかなか子供を連れていけないようなところにも、平日に連れていけますよね。
人混みを避けて遊びに連れて行けるのも、専業主婦の特権です。
②自分のペースで物事が進められる
なにをするにしても自分のペースって大事ですよね。
自分が何かをしようとしているタイミングで、誰かに邪魔をされるとイラっとくるものです。
仕事を終えた後にあれもこれもと順序立ててやろうとしても、なにかに邪魔をされたり・・・といった経験はないでしょうか?
その点、専業主婦だと「今しなくても後ですればいいや」といった自分のペースができるのです。
自分のペースで動くことができれば気持ちの余裕もできますよね。正直、気にするほどのことでもない
専業主婦は負け組だと書いてきましたが、正直これが全ての家庭に共通することではありません。
そして、専業主婦の全員が同じことを思っているかといったらそんなこともありません。
さらに、兼業主婦には兼業主婦の幸せがあり、専業主婦には専業主婦の幸せがあります。
まわりになんて言われようが、自分が幸せだと思える暮らしを送れているのであれば、それが一番。家族が笑顔でいれるのであれば今を大事にするべきだと、私は思います。
結局は「考え方」によるのかもしれない
専業主婦は「勝ち組」なのか「負け組」なのか、個人の感想を暴露していただきました。
ぼく個人としての考えとしては、ネットはネガティブな感情の"はけ口"となる場所であるため、本心では「専業主婦になってみたい……」と感じている人が多いのではないかな?と思っています。
表面的なものしか見えないネット上では、主婦になりたいと願う人の背景を知ることができません。
・学生だけど働きたくないから、家庭を築きたいと願っているのか
・人と関わるのがしんどいから、家に引きこもっていたいのか
こんな感じに、いろんな理由があって専業主婦を目指している人も、わりと多いと思うんですよね。
これらに共通しているのは、
と考えていること。
同じ立場になってみて、初めて見えてくるものもあると思いますから、結局は考え方を変えていくしかないんだろうな……と感じました。