人気アイドルグループKis-My-Ft2の北山宏光さん。34歳という年齢を感じさせないベビーフェイスと、低身長ながら存在感あふれるライブパフォーマンスでグループ内でも高い人気を誇っています。
アイドルなので熱心なファンがつくことは当然なのですが、北山さんのファンの多くはその魅力を"沼"と語っています。
この"沼"とは、一度ハマったら二度と抜け出せない、という意味らしいのですが、一体なぜ、そのように例えられるようになったのでしょうか。
ファンの心を掴んで離さない、北山宏光さんの魅力である"沼"の部分を掘り下げていきたいと思います。
チャラそうでチャラくない、昭和の漢
北山宏光はチャラい?
北山さんのイメージを説明する時、ファンの口からまず出てくるのが「チャラい」という表現です。「チャラい」と名前の「宏光」を合わせて「チャラみつ」と呼ぶ方もいます。
きっかけは、バラエティ番組での女性慣れした感じの振る舞いや、ライブで見せる軽いノリにファンが反応したことと考えられます。次第にご本人も面白がってわざとチャラ男を演じるようになりました。
本質は、昭和の匂いを纏うどこまでも熱い"漢"
チャラいというのは、お伝えした通りあくまでもキャラ。本来の北山さんは、グループのことを第一に考え、個人仕事で関わった番組スタッフに、メンバーのことを売り込むなど、仕事熱心で真っ直ぐな方なのです。
メンバーの二階堂高嗣さんが仕事に対するモチベーションを著しく欠いていた時、どうにかしたいと話し合った末殴り合いの喧嘩に発展したことも。最後は泣きながらハグを交わし和解した、という昭和の青春ドラマさながらのエピソードです。
ギャップに惹かれるというのはよくありますが、北山さんはまさにギャップの人のようですね。プレイボーイだと思ってたのに彼女一筋、遊び人なのに学力テスト学年一位、等々ギャップに弱い女性が、北山さんの"沼"に引きずり込まれているようです。
見たら必ず好きになる?ライブパフォーマンスがすごい!
北山さんの魅力をより引き立たせるのが、ライブでのパフォーマンスです。
なんでも、他のメンバー目当てでライブに来たはずが、終わる頃には何故か北山さんの虜になっている人が続出するのだとか。
百聞は一見にしかずということで、ライブDVDのダイジェスト動画をご覧ください。メンバー7人の中でも、特に北山さんにご注目を!
どうでしたか?
なんとなく、ライブを見ると北山さんの虜になるという気持ちが分かったような気がします。
少年のような無邪気な笑顔から、こなれた大人の色気など、たった数分の動画から様々な表情を感じ取れ、非常に表現力が豊かな方なんだな、と思いました。
これも"沼"の要素の一つなのでしょう。
ソロ曲がとにかく深い!これぞ"沼"!
北山さんの魅力を語る上で欠かせないのが、楽曲の一部をご自身で作詞作曲を手掛けるソロ曲の世界観です。
歌詞が意味深で気になってしまう
北山さんのソロ曲は、恋愛の歌、どちらかというと悲しいそれを歌ったものが多いのですが、よくよく歌詞の意味を追ってみると、許されない恋をしている二人の物語のよう。はっきり申し上げると、まるで不倫の歌なんです。
作詞をされる方の多くは、ご自身の経験を元に歌詞を作る方が多いと思いますが、北山さんの場合はどうなのでしょう。
ご本人の口から深く語られたことはありませんが、ファンはやはり「これってもしかして…」と勘ぐってしまうようです。
また、『カ・ク・シ・ゴ・ト』という楽曲のラストが「気になる!」とファンをもどかしい気持ちにさせていました。
内容は、歌うでも語るでもなく 「…だよ」 と小さく囁く北山さん。
こちら、CD音源では何度聴いても「…」の部分が何と言っているのか聞き取れず、思わず「何だよ!」と突っ込んでしまうファンが続出しているのですが、2018年のツアーで、ついに北山さん本人の口から「…」に隠された謎が判明します。
「嘘だよ」
歌の流れとしては、少し強引に女性を誘い込んで、自分も欲に溺れていく…といった雰囲気が見て取れるのですが、その最後にこの言葉。
からかっただけだよ、と言葉を素直に受けとめていいのか、強がりでそう言っているのか、はたまた別の意図があるのかと、SNS上に様々な考察が現れました。
歌詞とリンクした演出も!
2019年のライブツアーで披露した『DON'T WANNA DIE』、通称「ドンワナ」。こちらは直訳すると「死にたくない」になります。
曲中に13回も「今夜は死にたくない」と繰り返し、この時が永遠に続くことを願うも、それは叶わない現実を匂わせる内容なのですが、悲恋の歌をただ悲しげに歌うだけでは終わらないのが北山さんの凄いところ。
序盤はしっとりと歌い上げ、曲がクライマックスに近づくにつれ、どこか吹っ切れたように踊り狂い、最後は笑顔で振り向き、そのまま身を投げる…
この時、悲鳴に包まれた会場内は北山さんのメンバーカラーである赤のペンライト一色に照らされ、なんとも禍々しい雰囲気に包まれています。
この時の北山さん見たさに何度もライブに通った、DVDを購入した、というファンもいるくらい、心に響くステージであったことは確かです。
まとめ
"沼"と言わしめる北山宏光さんの奥深い魅力をまとめてきましたがいかがでしたか?
個人的な見解として、北山さんの魅力は、「硬派と軟派」「少年と大人」「強さと脆さ」など相対するものを兼ね備えており、絶妙なバランスで両者が見え隠れする不安定さにあるのかな、と思いました。
そこが気になるポイントであり、もっと知りたい、本当はどっちなの?とファンの心を揺さぶり気づけば"沼"へ…といったところでしょうか。
アイドルとしてかっこいいのは当然ですが、明るい笑顔の裏に少しの危うさを持ち合わせた北山さん。これを機に"沼"にハマってみませんか?