イギリス映画の「絶対にハズレない」おすすめ作品10選【2018年最新版】

「イギリス映画のおすすめってなんなんだろう……?」

「最近公開された作品で観るべきものってあるのかな?」

邦画の情報はいろいろ入ってきますけど、海外の映画となるとそうはいきません。

そこで今回は、2018年におすすめできる、絶対に見ておきたいイギリス映画をランキング形式で紹介していきました!

イギリス映画のおすすめ人気ランキング10位

「ビューティフル・デイ」

この作品を一言で表すと
心に傷を負った元軍人の主人公と、少女の物語

第70回カンヌ国際映画祭 脚本賞&男優賞W受賞作。

巨匠マーティン・スコセッシ監督「タクシードライバー」を彷彿とさせる傑作ノワール映画です。役者陣もロバート・デ・ニーロに負けず劣らず、ホアキン・フェニックスが圧巻の演技を魅せてくれます。

フラッシュバック映像、不安を煽るジョニー・グリーンウッドの音楽、熱狂と恍惚、圧倒的な孤独と絶望感。目だけでなく耳まで翻弄される、緊張に糸がピンと張り詰めたような映画ですね。

説明的な描写を一切排除し、スタイリッシュな映像美で映し出されたニューヨークは「魅力」の一言に尽きます。思いもよらないラストに連れて行かれる鮮やかなストーリーは圧巻ですよ。

21世紀版タクシードライバー。男の孤独と絶望感。

90分という上映時間とは、到底感じられない体感時間を味わってみてはいかがでしょうか。

映画情報
主演:ホアキン・フェニックス、ジュディス・ロバーツ
出演者:エカテリーナ・サムソノフ、ジョン・ドーマン、アレックス・マネット、アレッサンドロ・ニヴォラ
上映時間:90分
公開日:2018年
ジャンル:ドラマ
監督:リン・ラムジー

イギリス映画のおすすめ人気ランキング9位

「博士と彼女のセオリー」

この作品を一言で表すと
スティーヴン・ホーキングとジェーン・ホーキングの大人の恋愛物語

アルバート・アインシュタイン以降、世界で最も偉大な物理学者、車椅子に乗った博士「スティーヴン・ホーキング」の半生を描いたヒューマンドラマ。原作は、ジェーン・ホーキング、博士の妻ですね。

大学院に在学中に出会い恋に落ちる二人ですが、その直後にALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し余命2年を宣告されます。

それでも愛を貫き、どんな苦労も背負う決意をするジェーンの姿。それに応え、重度の障害をもちながら、ブラックホールについて語った博士。出演者の美しさもそうですが、人間ドラマを描いた作品で「いろいろひっくるめてスゴい」と表現できるのは、これだけかもしれません。

順風満帆ではなかった二人の時間を大切に紡いでいる映画です。ジェーンの強靭な精神力を感じてみてください。

映画情報
主演:エディ・レッドメイン、フェリシティ・ジョーンズ
出演者:エミリー・ワトソン、デヴィッド・シューリス、サイモン・マクバーニー、ハリー・ロイド、チャーリー・コックス、マキシン・ピーク
上映時間:123分
公開日:2015年
ジャンル:ロマンス/ドラマ
監督:ジェームズ・マーシュ

イギリス映画のおすすめ人気ランキング8位

「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」

この作品を一言で表すと
助けられたのは自分だった、野良猫に救われた男の実話

世界中で1000万部を超える大ベストセラーノンフィクション「ボブという名のストリートキャット」。全世界を癒やした、心温まる感動の実話の映画化です。

この映画の主人公「ボブ」ネコですが、ほんとうのボブとは驚きです。猫にボブって(´・ω・`)

野良猫だったボブは、プレミヤ試写会にも参加するほどのスター猫になっています。かのキャサリン妃が頭をなで、映画も大絶賛したとか。

映画は、あえてドラマチックな手法は抑えられていて、淡々とした日々が綴られています。奇跡は、日常に落ちていた感じが伝わってきて好感が持てます。

ほっこりとした気分を味わえる、温かい作品です。街で見かける猫の見方が変わりますよ、きっと。

映画情報
主演:ボブ(猫)、ルタ・ゲドミンタス
出演者:ルーク・トレッダウェイ、ジョアンヌ・フロガット
上映時間:103分
公開日:2017年
ジャンル:ドラマ
監督:ロジャー・スポティスウッド
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イギリス映画のおすすめ人気ランキング7位

「あと1センチの恋」

この作品を一言で表すと
友達以上恋人未満、12年間のすれ違い

二人は、6歳からの幼なじみで、ずっと一緒に青春時代を過ごしてきた友達以上、恋人未満の間柄。バカ話も夢の話も恋の話も、なんでも語り合って共有してきた二人。もうこの設定だけで、ふわふわした青春を思い出させてくれる雰囲気があります。

この二人を演じる、リリー・コリンズとサム・クラフリンの見た目がまたイイ感じで、その「ふわふわ感」が倍増しているんです。

若気の至りあり、誤解あり、ライバルあり、読まれなかった手紙あり……と、世界は二人のために回っていて、ずっと恋をしている二人の映画は、見ている自分たちを引き込む魅力があります。

オードリー・ヘップバーンの再来と言われる、リリー・コリンズの演技も必見。リリーが映っている画はすべて可愛く感じるのは、私だけではないハズです。

ふわふわ感とリリーの可愛さを堪能したいなら、絶対に見ておきたいオススメの作品となっています。

映画情報
主演:リリー・コリンズ、サム・クラフリン
出演者:スキ・ウォーターハウス、タムシン・エガートン、ジェイミー・ウィンストン、アート・パーキンソン
上映時間:103分
公開日:2014年
ジャンル:ロマンス
監督:クリスチャン・ディター

イギリス映画のおすすめ人気ランキング6位

「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」

この作品を一言で表すと
時代を変えた、女と男の熱い本気の戦い

「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーンが肉体改造し、地味なテニスプレーヤーを演じています。地味と言いましたが、かなり魅力的です。

ストーリーは実話に基づいています。その内容は、こんな感じ。

1973年、全世界の目を釘付けにしたテニスの試合がありました。

男女平等を求める運動のさなか、女子テニスプレーヤーの賞金が、男子の1/8だということに講義して、エマ演じるビリー・ジーン・キングは協会を立ち上げました。

ビリー・ジーン・キングは、女子現世界チャンピオン。

その行動に、男性優位主義代表として、男子元世界チャンピオン、ボビー・リッグスが挑戦状を叩きつけたのです。

性差を超えた戦いが行われ、その結果は……

時代背景やファッションも見どころの一つです。

世界がある意味クレイジーに包まれていた時代、そこに生きた人々の鼓動を感じられる1本。

登場人物をわかりやすく丁寧に描いていて、とても好感の持てる作品ですから、イギリス伝記映画の入門として視聴するのも良いですね。

映画情報
主演:エマ・ストーン、スティーブ・カレル
出演者:アンドレア・ライズボロー、ビル・プルマン、アラン・カミング
上映時間:122分
公開日:2018年
ジャンル:ドラマ/伝記
監督:ヴァレリー・ファリス

イギリス映画のおすすめ人気ランキング5位

「マイ ビューティフル ガーデン」

この作品を一言で表すと
生命と自然はこの世に現れる瞬間を待っている

英国はガーデニングと紅茶、そんなイメージありませんか?

主人公はというと「無秩序に伸びる植物が嫌い」というセリフがあります。ガーデニング大国の英国で、植物が嫌いって致命的です。

目の付けどころが、とても素晴らしい作品だと思います。

几帳面すぎで、生き物が嫌いで、自分の殻か抜け出せないでいる主人公。この描写を、洗面所やクローゼットでしっかり描きつつ、対比として荒れた庭を部屋から覗くシーンが印象的です。

自分の殻から一歩踏み出すために庭に出て、そこから始まる様々な出会いと気づき、英国らしさを感じる作品です。

この映画のラストは、ささやかな幸せを願う人に勇気と温かさを与えてくれるはずですね。

映画情報
主演:ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ
出演者:トム・ウィルキンソン、アンドリュー・スコット、ジェレミー・アーヴァイン
上映時間:92分
公開日:2017年
ジャンル:ドラマ
監督:サイモン・アバウド

イギリス映画のおすすめ人気ランキング4位

「追想」

この作品を一言で表すと
結婚式を終えた男女の初夜をめぐるラブストーリー

「アムステルダム」でブッカー賞を受賞し、数多くの話題作を生み出しているベストセラー作家、イアン・マキューアンの小説「初夜」を原作に映画化。

階級の違うふたりが、いくつもの困難を乗り越えて結ばれる。そんなふたりに訪れる「初夜」。お互いの人生は、初夜の6時間で大きく変わっていきます。

現在の時間軸から過去を振り返りながら進行する構成は、とても素晴らしく、人生そのものといっても過言ではありません。追想する過去の時代背景も、現在の人生に多大な影響を与えていることを痛感します。

ロケーション、音楽、ラストシーン、文句なしの傑作です。結婚に後悔している方も、後悔したくない方も、ご自分の人生と照らして、追想してみてはいかがでしょう。

映画情報
主演:シアーシャ・ローナン
出演者:ビリー・ハウル、アンヌ=マリー・ダフ、エイドリアン・スカーボロー、エミリー・ワトソン、サミュエル・ウェスト
上映時間:110分
公開日:2018年
ジャンル:ロマンス/ドラマ
監督:ドミニク・クック
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イギリス映画のおすすめ人気ランキング3位

「マイベストフレンズ」

この作品を一言で表すと
お互いの人生を、手を取り合って見届け続ける女性の友情

邦題から感じる「軽めの青春モノ」とは、あきらかに違う作品です。

テーマは「友情」「家族」「難病」「誕生」「生死」など、重めに感じるキーワード。でも、ウィットに富んだ、いわゆる"泣いてください"的なシーンが排除され、素晴らしいシナリオと合わせてグイグイ映画の世界に引き込まれていきます。

青春時代からなんでも話し合ってきた二人の間に、相手を思いやるがために言えない言葉が増えていく状況は、苦しくも没入できるハズです。

「家族でも夫婦でも友人でも、どんな時も支え合える相手が必要。一人では生きていけない」

そのように感じさせてくれる映画です。

映画情報
主演:ドリュー・バリモア、トニ・コレット
出演者:ドミニク・クーパー、パディ・コンシダイン、ジャクリーン・ビセット、タイソン・リッター、シャーロット・ホープ
上映時間:115分
公開日:2016年
ジャンル:ドラマ
監督:キャサリン・ハードウィック

イギリス映画のおすすめ人気ランキング2位

「ブレス しあわせの呼吸」

この作品を一言で表すと
明るさとユーモアで、つらい状況も吹き飛ばせ。笑顔に満ちた物語

運命的な恋に落ち、すべての人に祝福され、最高に幸せな結婚の日々を送っていた二人に降りかかる、夫の“余命数ヶ月”という宣告。

首から下が完全に麻痺、人工呼吸器なしでは息もできない状態に陥る夫、看護する妻。しょっぱなから絶望的です。

この映画の見所はズバリ!この絶望を、「軽やかなで明朗なコメディ」に仕上げているところなんです。

夫の難病にもひるまない冷静で強い女性あってのストーリー。悲観せず、楽観主義に支えられたユーモアのセンスが光っています。

悲惨で暗い話になるはずの題材を、ここまで笑顔に満ちた映画に仕上げている監督に、脱帽です。実話をもとに書かれているんですから、もう一回脱帽しないといけません。

生きる力と惜しみなく与え続ける愛を見せつけられますよ。

映画情報
主演:アンドリュー・ガーフィールド
出演者:クレア・フォイ、トム・ホランダー、スティーヴン・マンガンほか
上映時間:118分
公開日:2018年
ジャンル:ロマンス/ドラマ
監督:アンディー・サーキス

イギリス映画のおすすめ人気ランキング1位

「輝ける人生」

この作品を一言で表すと
豊かに生きるためのヒント満載のハートフルムービー

とにかく最高ー!と言いたくなるくらい、素晴らしい映画です。

泣いて、笑って、恋をして、踊る。歳を重ねた分、その勢いは破壊力を増すのだなと感じます。

よく「若い時にいろいろやっておけばよかった」って後悔する人、いるじゃないですか?この映画ではそんな後ろめたい気持ちは無くて、

『何歳になってもチャレンジし、何歳になっても反省し、やり直す勇気を持ち続けたい』

と心から感じさせてくれる作品となっているんです。

街並みの美しさ、音楽の良さ、俳優陣の最高の演技。ほろりと泣けて、クスりと笑えるシナリオのセンスも抜群です。

今を生きる若者から、定年を迎えた人まで、すべての人に見てほしい作品です。老後の夢が見えてくるかもしれませんよ。

映画情報
主演:イメルダ・スタウントン
出演者:ティモシー・スポール、セリア・イムリー、ジョアナ、ラムリー、デヴィット・ヘイマン、ジョン・セッションズ
上映時間:114分
公開日:2018年
ジャンル:ドラマ
監督:リチャード・ロンクレイン

イギリス映画を楽しもう!

絶対に外れることのない、オススメのイギリス映画についてランキング形式で紹介していきました。

イギリスってもともと階級社会が根強い国ですから、庶民の娯楽として「コメディ」が好まれる傾向にあるんですよね。

ですから、ユーモアさでは他の洋画とくらべると頭一つ抜けています。

緊張感あふれるアメリカ映画などもいいですけど、頭を空っぽにして見てみるイギリス映画も、かなりおすすめだよっていう内容でした!

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