紅の豚において、必ずと言ってもいいほど注目されるのが、ポルコとジーナの結末。

Twitterを検索してみると、飛行機の画像つきで「2人は結ばれた」と断言する人が多かったので、それまで僕もそうなんだろうなぁ……と思っていました。

が、実はそうともいえない事実を発見したんです。

今回は、ジーナの賭けの結果が断言できない理由について迫っていきました。

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ジーナの賭けは成功した!と断言できない理由

「ジーナの夜のお店にしか顔を出さないポルコが、昼のプライベートな庭で会いに来たら、愛するつもり」

この”ジーナの賭け”の結末が成功とは断言できないのには、すべて視聴者の受けとり方によってもたらされた、平たく言えば“妄想”だからです。

3つほど、有名どころのシーンを挙げてみました。

ラストシーンの戦闘艇はポルコのものとは言えない

過去にTwitterでも話題となっていたので、ご存知の方も多いかもしれませんが……

物語の終盤で、フィオが「ジーナさんの賭けがどうなったかは、私たちだけの秘密」と独白しているシーンです。

【紅の豚】ジーナの賭けが成功とは断言できない話

上記の◯で囲まれた部分に、ポルコの乗っていた(と見られる)戦闘艇が映っています。

作中でジーナは「あの人(ポルコ)は夜のお店にしか来ない。昼間に会いに来たら愛すつもり」としゃべっていたことから、2人がくっついたことが考えられるんです。

ただし、この説は有名ではありますが、あくまでも予想。

作品が世に出される前、つまり“絵コンテ”の段階では上記の赤い飛行機は描かれてないんです。

なので、これはポルコのもの!と確定しているわけではないんですよ。

僕としては、物語を見た人それぞれで、解釈が違ってくることを狙って加えられたものなんだと思いますね。

ジーナが毎日のように「中庭」で待っているわけではない

また上記の独白シーンの最後において、プライベートな庭で待っているはずのジーナの姿が映し出されていないのも、2人が結ばれたとする理由の一つです。

【紅の豚】ジーナの賭けが成功とは断言できない話

「また掛けに負けちゃった」という台詞からも、彼女は何度も庭で待っていたことを裏付けるものとなっていますし、ストーリーを見ていってもお互いに意識していたことは明らか。

赤い戦闘艇が映っていたことの”補足”として考えれば、2人の結末における情報の手助けとはなりそうです。

しかし、この意見には必ずと言っていいほど「”ずっと”ジーナが庭で待っていた」とする言葉が付いています。

作中では

「私がこの庭にいる時その人が訪ねてきたら、今度こそ愛そうって賭けしてるの」

というようにしか発言していないのに、これはちょっとオカシイですよね?

一つの読み方としてはアリなんでしょうけど、個人的には深読みによる「拡大解釈」のようにも思っちゃうわけです。

戦闘艇の番号とジーナの結婚順が一致←深読みのしすぎ

さらに、ネット上ではジーナの結婚相手が乗っていた「戦闘艇の番号」と、その順番が同じであることに共通点を見出す人もいます。

すでに作品を見た方なら分かると思うんですけど、物語の中盤、ポルコが眠れないフィオに対し、自分の人間時代に起こった”空戦の回想”を語るシーンがありますよね?

気づいたら雲の上をはしっていた……と語る彼が乗っていた戦闘艇の番号は、「4」でした。

【紅の豚】ジーナの賭けが成功とは断言できない話

ジーナの最初の旦那はベルリーニでしたが、彼の乗っている戦闘艇の番号は「1」です。

また物語では直接描かれていませんけど、ジーナは序盤で「飛行艇乗りと3回結婚した」とポルコに話していました。

実はこの番号、宮崎監督が”お遊び”として密かに仕込んでいた『ジーナが結婚した相手の順番』を示した数字なのでは?と考えられているんです。

したがって、ポルコはジーナの4番目の亭主ということに……というのが、一般に予想されている理由。

ただし、これについては宮崎監督が「そこまでの結末を考えていない」というニュアンスの回答を、過去の雑誌インタビューにて行っていました。

ウヤムヤな状態で回答も終わっていたため、このあたりも視聴者の判断に委ねられているのでしょう。

ポルコとジーナが結ばれたと断言はできない

「紅の豚」におけるジーナの賭けって、本当に成功したの……?という疑問を投げかけてみました。

結局ポルコとジーナがくっついた結末であると断言できる要素って、無いんですよね。

ただ、作品を見た人の受けとり方によって、さまざまな解釈ができるものであることは間違いありません。

これだけ疑いをかけておいてなんですけど、僕もどちらかといえばハッピーエンドの方が好きですし(´・ω・`)

どちらの考え方もできる「紅の豚」は良い作品だと、改めて感じさせるキッカケとなりました。

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