メディアやテレビなどで取り上げられる衆議院選挙は「当選」した人ばかりにフォーカスされることが多いですけど、落選した議員についての「その後」ってどうなのか、気になる人もいますよね。
ぼくも「そういえば、当選しなかったら無職になっちゃうのかな……」と疑問に思ったので、今回は選挙で落選した議員の生活などについて見ていきたいと思います。
選挙で落選した議員のその後はどう?
選挙に立候補した議員が落選してしまうと、次の日から実質的に"無職"となってしまいます。
もともと行っていた仕事と両立しながら選挙に臨む人も中にはいますが、ほとんどの場合、職をやめて「政治家」として立候補することが多いためです。
党に所属している人だと支援金として数十万円ほど出るようなんですけど、それも選挙が終わってしまえば激減します。結局のところは当選するために使われる"補助金"なので、候補者の生活を保証するものでは無いんです。
極端な言い方をしてしまえば、
- 当選すれば政治を動かす"特別な地位の公務員"
- 落選すれば職のない"フリーター"
ってことになりますね。
ちなみに、もし落ちても最低限の生活は送れるようにするため、「後援会」が存在している場合が多いということでした。
よく地元で立て看板を目撃したことがありましたが……このためにあったんですね。初めて知った(´・ω・`)
落ちてしまった議員は、以下のようなもので生計を立てていることが多いようです。
- 家族からの援助を受けながら生活
- 大学での講演や教授となる
これはごく一部なので、もちろん人によって違いはあります。
実際に議員をやっていた人の体験談もある
ネット上では、実際に議員の落選を経験して、生活が苦しくなってしまったことをつづった「体験談」の記事があります。
例えば、元参議院の金子洋一議員の記事は参考になるかもしれません。
落選から任期切れになり、その後の生活がどのようになってしまったのか、一連の流れをブログに書いていました。
現在の私は、落選と同時に党の一切の役職を失いました。神奈川県連という全国の党員の約5人に1人が所属している大所帯でしたが、その代表をずっと勤めたとはいってもそれは、要するに世話役にすぎません。党の役職自体はさほど大きなことではありません。最大の問題は、果たしてもう一度今の党から立候補するチャンスがあるのかどうかということです。政治活動は続けたい気持ちがあっても、さすがに6年後の参議院選挙まで浪人してチャンスを待つことは時間が掛かりすぎます。
他にも色々書いてあるんですけど、簡単にまとめるとこんな感じでしょうか。
- 議員年金は受給年齢に達していないため、もらうことはできない(国民年金だけ)
- 退職金なんてものもない
- (特に大きくない党や無所属だと)生活を補助してくれるような"後ろ盾"はない
要は、待遇は個人事業主と一緒だけれども、収入を得る仕事や手段がほとんどないってことです。
ハイリスク・ハイリターンの典型的な例ととらえても、間違いではないって感じました(´・ω・`)
まとめ
選挙で落選した議員のその後はどうなるんだろう?と思ったので、サラッと調べてみました。落ちてしまった後の生活は、なかなか厳しいものがありそうです。
一見"華やかで裕福な"イメージがある政治家ですけど、それなりの戦略や頭の良さがないと、上り詰めることができないんだな~と感じました。