小池都知事って、年齢の割に歳をとっているように見えないんですよね。テレビで見る姿も、本当に60代後半なの?って思うくらい。
「もしかしたら、若い頃はもっとハリがあってキレイだったんじゃ……」
そう感じて追求してみた結果、若いときと今を比べても、そんなに見た目が変わってないじゃん!という事実が判明したんです。
わりと衝撃だったので、今回は小池都知事の「若い頃」について、彼女の人生とともに振り返ってみました。
小池百合子を「若い頃」から振り返ってみた
竹村健一の世相講談(20代)
カイロ大学の卒業後、日本でタレントとして初めてテレビ出演したときの画像。年齢は27歳ですね。
さすがに肌は若いですけど、髪型や着こなし方など、今とそんなに変わらないような印象を受けます。
日本テレビの朝の情報番組「ルックルックこんにちは」のワンコーナー、「竹村健一の世相相談」のアシスタントとして出演しています。
この番組では、ほぼ毎回、政治家・財界人・学者・メディア関係者などの著名人が招かれていました。
世の中の情勢や知識が必要となるレベルの高い番組だったため、話題についていけなかった初代アシスタントは1年で降板。「礼儀正しく頭のいい人物」として、当時”日本人女性初”の難関大・カイロ大学卒業の肩書きを持つ小池さんが抜擢されたんだと言います。
とくに選挙が近くなると、内閣官房長官の小渕恵三(後に首相→自民党総裁となる人物)や、元東京都知事の石原慎太郎などの大物までゲスト出演していたそうで……
小池さんは、この番組で政界との人脈作りをしていたとも言われています。
ワールドビジネスサテライトに抜擢(30代前半)
日本経済がバブル期に突入しつつある1982年。
それまで硬派なイメージが強かったNHKが報道番組で女性アナウンサーを起用したことをきっかけに、女子アナが流行します。
ずっとアシスタントでは将来がないとみた小池さんは、1985年にテレビ東京に抜擢。
「マネー情報」「トップ登場」などの司会を経て、1988年には「ワールドビジネスサテライト」のメインアナウンサーとなりました。
小池ユリ子として、ニュース番組の顔となったわけです。
この時点での年齢は30歳。女子アナといえば、見た目などの理由から20代前半が多いのですが、あえて小池さんを起用した理由として、当時のテレビ東京の社長・中川さんは
- 大きくキラキラした瞳
- ふつうの日本人女性なら行かないであろう「カイロ大学の卒業」という学歴
- そこに至るまでの精神的な度胸
が備わっていた
と語っています。
アシスタント時代より、収入も年間2500万円ほどまでアップしたらしい。まだまだローカル局だったテレ東でも、メインに選ばれたらグンと上がるもんなのか……
しかも小池さんは、芸能人が一般に所属する「プロダクション」にも入っていません。なので、報酬は中抜きされず全額振り込まれていたそうです。
うらやましい。。。
政界へ出馬(30代後半)
しかし、女性キャスターとして活躍していくにも、「年齢の壁」があります。
当時言われていた女性キャスターの寿命は、40歳。
男性であれば年齢を重ねるごとに重宝されるのですが、女性だと若々しさやフレッシュ感が大事とされていた時代なので、テレビに出させてもらえない女性も多かったそう。
今の時代だと、考えられない事実ですよね。昔はまかり通っていたんです(´・ω・`)
そこで小池さんは、細川護煕が新党結成するという話を聞きつけ、これまでの経験を生かして「政界進出」することを決意しました。
「メインキャスターが降板して政界へ出る」という事実は、世間的にも異例なできごと。マスコミによる混乱はありつつも、退社して政治の道へ進むこととなりました。
このときの小池さん、これまでの女性候補者にはない「ミニスカート」と「ハイヒール」という姿でメディアからの注目を集めていたのも印象的ですね。
本人は「サファリルック」と呼んでいたそうですが、その理由は「政界には野獣が多いと聞いたから」らしい……
見た目を整えることにより、狩られないようにする”正装”であることを主張したかったんでしょう。
子宮筋腫で入院&手術(40代)
参議院選挙の直前、小池さんは短い期間ですが入院しています。45歳も終わりに近い、という時期でした。
病名は、子宮筋腫。プライベートを重視するため、メディアの出入りは断るのがふつうですが、小池さんはあえて自身の状況を撮影させていたそうです。
小池さんは学生時代、1度だけ結婚したこともありましたが、いろいろあってスピード離婚。手術によって、もう子供も見ることができない。どんな心境だったのか、想像を絶する出来事だと思いますね……
この出来事をきっかけに、女性議員としてのあり方や、政治への関わり方について、強く思うようになったといっても過言ではありません。
環境大臣への任命(50代)
2003年、当時の首相であった小泉純一郎は、自民党に入って10カ月ほどの小池さんを環境大臣に任命します。
このときの年齢は51歳。男女雇用機会均等法が始まって15年、閣僚に1人も女性議員が入ってないのはおかしい!ということで選ばれたそうです。
環境問題を考えるトップとして、当時から出てきた「クールビズ」を着こなしている姿が、連日マスコミに取り上げられていました。
また、自民党が大敗して民主党政権が誕生した2009年には、政権を奪回するまで髪を切らない願掛けとして「臥薪嘗胆ヘア」を考案。
2012年には肩まで届く髪の毛となっていました。
もともとアナウンサー発の人物であり、それまでの人生でここまで伸ばしたことは無かったので、当時のマスコミの取り上げ方は尋常じゃありませんでした。
……でも、ぜんぜん見慣れない(´・ω・`)
やはり世間的にも似合わないと言われていたらしく、自民党が政権を奪還したときには「断髪式」という名目で髪をバッサリ切っています。
都知事選における「百合子グリーン」(60代)
還暦を迎えた小池さんは、63歳となった2016年に都知事選へ出馬。緑のハチマキが印象強く残っている人も、多いのではないでしょうか?
百合子グリーンと呼ばれた姿は、「エコ・安全の印」として、連日メディアに報道されていました。
このあたりからは、いつも見ている小池さん!って感じの見た目ですね。
そんなに見た目が変わっていなかった……!
小池都知事の若い頃に着目して、彼女の人生を追ってみました。
写真をとおして眺めていると、体型や髪型はほとんど変わってないのが意外でしたね。政治家ってストレスばかり溜まっていく職業だと思うので、何かしら体の変化があってもおかしくない、と考えていました。
40代には手術もしていますが、見てのとおり今は元気。最近は、ヒカキンとコラボしたときの衝撃が忘れられません。。。
2020年には再選も果たしましたし、これからも”都民ファースト”で行政をしてほしいと思います。